息子の夏休みの宿題で気づいた、日本の水産業の“異常”とは?マルハニチロ・片野歩さんが業界に「警鐘」を鳴らし続けた思い
息子の夏休みの宿題で気づいた、日本の水産業の“異常”とは?マルハニチロ・片野歩さんが業界に「警鐘」を鳴らし続けた思い
厚生労働省が「厚生労働省の業務・組織改革のための緊急提言」を公開しました。その内容は「外部電話はひと月で10万件以上なのにコールセンター対応者は4人のみ」「職員の4割がハラスメントの被害を受けたことがある」「ある職員のデスクで気温を計測したところ32度を超えていた」など、厚生労働省の過酷な労働環境を浮き彫りにするものとなっています。 衝撃的な言葉が並ぶ 厚生労働省の20代・30代を中心とした38人によって立ち上げられた「厚生労働省改革若手チーム」がまとめたもの。全職員3800人へのアンケートや、243人への省内ヒアリング、厚生労働省退職者や他省庁、大学教授などへの省外ヒアリングを実施し、問題点と改善案を提示しています。 厚生労働省の現状として「人員不足により、業務負荷量が限界にある」「マネジメント意識・人材育成意識の低さ」に加え、照明が少なく、熱中症になりかねないほど執務室が暑いなど「劣悪
リニア中央新幹線の2027年開業に向けて、JR東海は建設工事を進めている。そこへ静岡県が「待った」をかけた形になっている。ただし、静岡県はリニア中央新幹線に反対しているわけではない。大井川流域の水利と環境問題を解決してほしいだけだ。 大井川は古くは東海道の難所でもあり、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川(箱根馬子唄)」は、私の子ども時代の社会科教科書でも紹介されていた記憶がある。大井川といえば、鉄道ファンにとっては大井川鐵道だ。蒸気機関車の保存運転の先駆けである。近年はソドー島から「きかんしゃトーマス」がやってくるため、子どもたちや親御さんたちにも知名度を高めた。 大井川鐵道のSL列車は新金谷~千頭間。その先の千頭~井川間は「井川線」という小型車両の路線が続く。愛称は南アルプスアプトラインだ。登坂能力を高めるため、ギザギザレールにギアの車輪を絡めて走る「アプト式」を一部区間で採
日本、中国、米国、ロシアなど八カ国が集まり、北太平洋の公海の漁獲規制について話し合う、北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が今月15日に閉幕しました。懸案であったサンマの漁獲枠については、国際合意が得られませんでした。今年も漁獲枠がない獲りたい放題の状態が続きそうです。秋の風物詩のサンマの漁獲はこれからどうなっていくのか、その背景について説明します。 札幌市内で開かれていた北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合は15日、閉幕した。日本が提案した国・地域ごとのサンマの漁獲枠新設については、中国や韓国、ロシアが時期尚早だとして反対し、合意できなかった。来年の会合で改めて協議する。日本政府は中国や台湾による乱獲が日本近海のサンマ不漁の一因とみており、防止策を早期に構築できなければ、サンマの高値が続く可能性がある。 [http 出典://www.jiji.com/jc/article?k=2
すっかりヒアリという言葉が定着した日本ですが、「アメリカでは年間100人死亡」という言説が、環境省が否定したという話が、現在まとめサイトなどで広まっています。そのソースが日テレのニュースなんですが、記事タイトルが「ヒアリ死亡例確認できず 環境省HP削除」というもの。 web.archive.org 記事内でこう書いています。 国内で相次いで発見されているヒアリについて、海外での死亡例は確認できなかったとして、環境省はホームページから表現を削除した。 アメリカ農務省の報告などに基づいて「アメリカで年間100人程度の死亡例もある」などとしてきたが、専門家からの指摘で死亡例が確認されていないことが分かったという。 私は、今回の日テレの記事は、誤報に近いものがあると思いましたので、以下簡単に訂正してみたいと思います。 *** 削除されたものはパンフレット さて、日テレは「環境省はホームページから表
なにげなくツイッターを眺めていたら、「排除アート」という見慣れない言葉を見つけました。 きっかけは武蔵野美術大学非常勤講師・中島智さんの12月9日のツイート。 ***** 排除アート http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-4ddf.html … 「都築響一氏は、これらの行政のやり方は、悪意があるように見せないことが大事で、排除アートだということを市民に気が付かせないようにするのが“芸”だという。」 <中島智さんのツイッターアカウント(@nakashima001)より抜粋> ***** このツイートは5000以上リツイートされていて、「排除アート」という言葉はツイッター上だけで話題となっているわけですが、この排除アートが何なのかといいますと、ホームレスを排除するために設置されたオブジェやベンチ。 ホームレスが長時間座ったり
種の保存法で希少種に指定され、営巣地を保護するなどの配慮が義務付けられているオオタカについて、環境省は、来春にも指定を解除する方針を固めた。 各地の保護の取り組みが奏功し、生息数が回復したと判断した。乱開発に歯止めをかける「自然保護のシンボル」とされてきたオオタカの指定解除には反発も予想され、同省は引き続き生息数調査などの保護策を講じる。 オオタカは、成長すると体長約50センチになる猛禽(もうきん)類で、北海道から九州の森林に生息。ハトや小型の哺乳類を餌とし、里山の生態系の頂点に位置する。 宅地造成などが進んだ高度経済成長期に生息数を減らし、1984年の「日本野鳥の会」の調査では、全国で300~480羽しかいないと推計された。国は、93年の同法施行と同時に希少種に指定。98年の長野冬季五輪や、2005年の日本国際博(愛知万博)では、会場予定地に営巣が確認され、計画が見直された。
大衆魚ホッケの値上がりが止まらない。主漁場である北海道沖での若い魚の取りすぎや海水温の変化で水揚げが激減した上、輸入物も漁獲規制で流通量が減ったことが背景にある。安さと食べ応えが人気だった「居酒屋の定番メニュー」は、どうなるのか。 「のどぐろ開き 1900円」「きんき開き 1900円」「極上縞(しま)ほっけ 1500円」 東京・築地近くの干物居酒屋「越後屋八十吉(やそきち)」のお品書き。ホッケが店で3番目に高価な魚だ。店長の春田憲司さん(30)は「大衆魚だったホッケも今では高級魚」と話す。 店では、輸入物のシマホッケと、国産のほぼ全てを占めるマホッケの2種類の干物を扱う。シマホッケの仕入れ値は3年前と比べ、1・5倍。大型が手に入らず、小ぶりのマホッケでさえ990円で、アジやサンマの590円より高い。 定食店「大戸屋」を展開する大戸屋ホールディングス(東京都)も、シマホッケの開きの単品価格を
重度の大気汚染が日常化している北京で、汚染対策用のマスクを装着して自転車に乗る男性。中国ではもはや、スモッグは「暗殺者」と見なされている=10月28日(ロイター) わずか8歳の女の子が大気汚染が原因で肺がんに-。首都・北京をはじめ、視界がかすむほどのスモッグの発生が日常化している中国の各地に、このニュースは衝撃とともに伝わった。(SANKEI EXPRESS) 中国東部に住むこの女児について伝えた4日付の中国のニュースサイト中国新聞網の記事は、「道路沿いに住んでいるため、長期にわたって道路粉塵(ふんじん)を吸い込み、肺がんを発症した」とする江蘇省の医師の見解を紹介。「発病は空気中の微小粒子状物質PM2.5が関係している」と指摘した。生殖能力にも影響か 国営新華社通信(英語版)も8日、北京市の肺がん患者が2002年の10万人当たり39.56人から、11年には約6割増の10万人当たり63.09
日本は過去8年間、官民合わせて20兆円以上を「CO2排出を減らすため」に費やしてきた。しかし、その20兆円でCO2排出量が減り、地球の気温が下がった気配はない。IPCCという「権威」の言うがままに日本は、東日本大震災の被害総額(17兆円)以上の巨費を無駄に投じてきたのだ。 だが、ここにきて「人為的CO2脅威論」は科学的なほころびが次々と明らかになり、崩壊への道をたどりつつある。日本社会の健全な回復のためにも、私たちはそろそろ地球温暖化という神話(ホラー話)から目を覚ますべきだろう。 IPCCの報告書は「天の声」なのか 2013年9月26日、国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が「第5次評価報告書」(以下「報告書」)を発表した。正確に言うと、報告書全体のうち、まず科学知見を扱う第1作業部会の「政策決定者向け要約=SPM」を承認・公表し、最終稿を受諾した(出版は2014年1月の予
国内で福岡県朝倉市の黄金川(こがねがわ)だけに自生する淡水ノリ「スイゼンジノリ」が消滅の危機にさらされている。環境省指定の絶滅危惧種だが、川の水量減や水質悪化で収穫量が全盛期の10分の1に激減。川の水量保持のため地下水くみ上げポンプを設置するノリ採取業者は経営悪化に陥り、今月末でポンプを停止せざるを得なくなった。ノリから抽出した物質は驚異的な保水力などで近年になって注目され始めたが、絶滅を免れるかどうかは時間との闘いになってきた。 【スイゼンジノリが育つ黄金川の写真】生育状況をみる遠藤さん ◇高い吸水性…抽出物質、近年注目 スイゼンジノリは江戸時代に加工品が将軍家献上品となるなど高級食材として珍重されてきた。名前の由来は明治初期に熊本・水前寺で学術的に発見されたため。一方でノリから抽出された物質「サクラン」は1グラムで水6リットルを吸う極めて高い吸水性を持ち、2008年にはレアメタル(
食用フグの最高級品といわれる日本近海の天然トラフグが、資源量枯渇の危機に直面している。 全国の水揚げの約4割が集まる「フグの本場」として日本一の取扱量を誇る山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場では、2012年度の取扱量が過去40年間で最低となり、ピーク時の6%にまで激減した。乱獲が原因とみられ、専門家は「このままでは絶滅してしまう」と警鐘を鳴らしている。 トラフグの漁場、日本海や瀬戸内海に面する下関市の南風泊市場は、日本最大の天然フグの市場として圧倒的な取扱量を誇る。連日、山口や福岡県沖を始め、遠くは秋田県沖でとれたフグも水揚げされ、「下関ブランド」のフグを求める大消費地・首都圏などへ出荷されていく。 だが、山口県水産研究センターによると、取扱量は1987年度の1891トンをピークに減少傾向が続き、2008年度以降は100トン台で推移。12年度は109トンまで落ち込み、統計が残る1971
2020年夏季五輪の会場が東京に決まったことを受け、早くも競技会場建設をめぐる問題が浮上した。カヌー(スラローム)競技会場は葛西臨海公園(江戸川区)の一角に設けられる計画だが、同公園は都内有数の野鳥の飛来地。日本野鳥の会(品川区)が、都の招致委員会に対して代替地の選定など計画の見直しを求める声明を発表した。カヌー競技会場をめぐる問題は、落選した16年夏季五輪に向けた招致活動の時点でも指摘されてきたが、開催地が決まったことで問題の本格的な議論を迫られることになりそうだ。 五輪後には市民がラフティング楽しめる施設を残す 東京近郊の33会場のうち85%にあたる28会場が、晴海地区に建設される選手村から半径8キロ以内に設けられる。カヌーが行われる葛西臨海公園は、この8キロ圏内では比較的「はずれ」にある。 建設計画の詳細は明らかではないものの、招致委員会がIOCに提出した立候補ファイルによると、カヌ
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よう晴れた夏の午後。窓を閉め切りカーテンを開け、1時間ほどしてから、この記事を20回ほど音読する。手軽に熱中症になる方法や。非常に暑苦しいと好評のワシの記事。今回は特にパワーアップや。 原発の再稼働がらみで「地球温暖化はたぶんウソやろ」と書いたら、けっこう反響があった。もう少し厳密に言うと、「地球温暖化論はたぶんウソやろ」と思う。えっ「代わり映えのせん言い直しは、学者ぶってて暑苦しい」って。放っといてくれ。 今、トレンディーな地球温暖化論は、「1)化石燃料の大量消費で、2)空気中の二酸化炭素濃度が急上昇して、3)温室効果によって、4)地球の気温が上昇して、5)さまざまな悪影響がある」という形式や。 まず1)、二酸化炭素の濃度上昇が化石燃料のせいかどうか疑問や。もしそうなら、炭素の同位体比から、かなりはっきりわかるはずやが、そういう研究を見たことが無い。 まあ、ワシは現役やないから見落として
社会・一般 出生率は景気の遅行指数だ 〜絶望的に勘違いをしている女性手帳の導入について〜 政府は5月7日に開催された「少子化危機突破タスクフォース」の会合で、妊娠・出産に関する知識や情報を盛り込んだ「生命と女性の手帳(女性手帳)」を作成し、10代から配布する方針を決めたという。産経新聞や毎日新聞では6月に政府が発表する「骨太の方針」に盛り込まれると報じられている。 ■少子化対策と知識の啓蒙はまったく別の問題だ。 少子化対策として打ち出されたこの方針は非常に評判が悪い。手帳を配って何の意味があるのか、知識の有無と子供を産む産まないは関係ない、と非難轟々と言っても良い状況だ。女性手帳の少子化対策への効果については、多くの方々の評価の通りであり、ほとんど論じる価値も無い。手帳にどんな良い事が書いてあっても、だから子供を産もうと考える人はほとんど居ないだろう。 妊娠や出産に関する知識の提供は
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