日本共産党の穀田恵二国対委員長は29日、国会内で記者会見し、自民・公明両党の幹事長・国対委員長が労働者派遣法改悪案を今国会で成立させることを確認したことについて問われ、「働くルールの根幹にかかわる問題で、労働者に『生涯ハケン』をおしつけ、不安定雇用と貧困を広げる大改悪だ。労働者全体に影響をおよぼす大問題であるという重大性を何も理解していない」と批判しました。さらに、「国会での審議は昨日(28日)始まったばかりだ。改悪案の問題点をまともに検討せずに、短期間で(法案成立の)出口を決めようなどというのは言語道断だ」と指摘しました。 穀田氏は、労働組合がナショナルセンターの違いを超えて反対運動を展開するなど、たたかいが急速に拡大していることを強調。こうした運動と呼応して成立断念・廃案に追い込むために全力を尽くす決意を表明しました。