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本に関するsuzu_hiro_8823のブックマーク (276)

  • アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる

    このタイトルをいま読むとギャグとしか思えないが、おそらく2月下旬に書かれた書(リンクは張ってない)で、著者はこう勝ち誇っている。 金融緩和をするとインフレ予想が出て、実質金利が下がる。そして、実質金利が下がることで、為替が安くなって株価が上がる。[・・・]これらはすべて、経済学のオーソドックスな理論で、すべて実証されていることです。批判に対してはこう答えれば十分でしょう。「論より証拠。いま目の前で起こっていることを見てください」(p.42、強調は原文) これに対しては、同じ言葉を著者に返せば十分だろう。株価も地価も暴落し、円と長期金利は上がって、4月のコアCPIは前年同月比-0.4%のデフレで、予想インフレ率も下がってしまった。 著者のトリックは単純である。日銀の発行するマネタリーベースと市中に出回るマネーストックを「通貨」や「マネー」という言葉で混同し、都合よく使いわけるのだ。たとえば

    アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/06/10
    あえて使ったタイトルへの突っ込みもさることながら、まだ『外した外した』とハシャぐのは早い。なにせ『成功するまでやる』と言ってるのだから( ̄▽ ̄;)
  • 格差是正が成長を生む - 『日本の景気は賃金が決める』

    の景気は賃金が決める (講談社現代新書) [新書] 著者:吉 佳生 出版:講談社 ★★★★☆ 屋には「リフレ」がぞろぞろ並び始めた。昔のに付録を付け足しただけのものから、急ごしらえの座談会までいろいろあるが、どこにも日銀がお金を配ったらどういう経路で物価が上がるのかというメカニズムが書かれておらず、株価や地価が上がって「期待」が高まれば物価も上がるだろう、という漠然たる期待が書かれているだけだ。 書はそれとは違って、デフレが起こったメカニズムを定量的に示している。それは吉川洋氏が示したのと同じく、賃下げである。次の図を見ただけでも、強い相関関係は明らかだろう。しかも「デフレが賃下げをもたらした」という因果関係はありえない。平均給与(名目賃金)の引き下げがデフレに先行しており、しかも低下率が大きいからである。賃下げは特に中小企業に著しく、そのコストの8割は賃金だから、これだけで

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/04/19
    まぁ、例え好景気でも「勝って兜の緒を締めよ」と賃上げを渋り、不景気なら「一致団結してこの難局を乗り切ろう」と素早く切りますからねぇ…
  • 書評『つらいから青春だ』--- 城 繁幸

    つらいから青春だ 先日、ソウル大のキム・ナンド教授とKBSの企画で対談したのだが、その時にいただいたのが書だ。人口が5千万人の韓国で170万部売れたというから、そのインパクトの凄さがよくわかる。 ただ、正直にいうとタイトルだけみて「昔はもっと大変だったんだから若いもんはもっと頑張れよ」系のかと思ってついついほったらかしてしまっていた。ようやく手に取ったのは連休に入ってから。で、内容はというと……個人的には学生はもちろん、悩める若手ビジネスマンにも強くおススメしたい一冊である。 ダメな自己啓発のパターンは、だいたい以下の2つだ。 ・単純に「もっと頑張れよ」的な精神論 ・スーパーマンの武勇伝(例:「結局、〇はキレイが勝ち」とか) というか、世の中の99%の自伝、自己啓発の類はだいたいどちらかだと考えている。 ところが氏はスーパーマンでも修行僧のようなメンタルでもなく、国家公務員試験に3

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/02/16
    それでも「俺が出来たからおまえにも出来るはず」には変わらないわけで、経歴がこうだから、語り口が柔いからと言ってそれが免罪符にはなりませんがね。/結局自分でやるしかないんですよね、自分だけの自己啓発本。
  • なぜ『俺の邪悪なメモ』は失われたのか? - 琥珀色の戯言

    ※以下の内容は、すべて僕の主観と想像に基づくもので、「それってお前の主観!」とか言われても「その通りだ」としかお答えしようがありませんであらかじめお断りしておきます。 参考リンク(1):新人賞をとって、ミステリー作家になりました。(「俺の邪悪なメモ」跡地) 参考リンク(2):404 Blog Not Found:過去作を抹消する新人作家? 「参考リンク(2)」のdankogaiさんのエントリのブックマークには、例のごとく「弾劾」が溢れているのですが、最初にこの「過去ログ消去騒動」を知ったときには、僕も「これから作家としてやっていくのなら、なんでせっかくの人気ブログを消しちゃうんだろう?」って思ったんですよ、純粋に商売として考えてみても。 TENGAの話とかが恥ずかしいんじゃないか、とか、昔の「青い文章」を読まれるのに耐えられないんじゃないか、とか、ミステリの大きな賞を獲ってデビューするのだ

    なぜ『俺の邪悪なメモ』は失われたのか? - 琥珀色の戯言
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/02/14
    「大人の事情」と少々の羨望(苦笑)/おいらはネットを「出るも自由入るも自由」と見てますけどね。…だんだん「責任」という鎖玉が大きくなってるのかなあと(戯言
  • 【書考空間】バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書) /長山 靖生 (著) | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/02/06
    おいらは逆に「バカ」だからこそ「必要」だと思いますけどね(苦笑)、どんなにがんばっても人間は賢人や哲人にはなれんのだし。 #tokyofm_timeline
  • 『ビブリア古書堂の事件手帖』や『謎解きはディナーのあとで』がウケる理由 - いいんちょさんのありゃあブログ

    前々回の記事で紹介した田端信太郎『MEDIA MAKAERS』。紹介したとおり、まだまだいろいろ使えるところがある。 その中でも特に、コンテンツにおけるリニア/ノンリニアという二元論は、ここ最近考えていたこととすごくつながる。 リニアとは「線上」という意味で、田端さんのいう「リニアなコンテンツ」とは、「初めから終わりまで一直線に連続した形で見てもらえることを想定したコンテンツ」のことである。リニアなコンテンツの典型例は、劇場で観る映画だ。これに関連して、映画監督がなぜ「偉い」のか? という話も興味深いが、ここでは筋ではないので省略。 これに対して、ノンリニアなコンテンツとは、「読者側に時間軸のコントロールが委ねられており、最初から見なくてもいいし、どこからどう見ても成り立つように断片化されてバラバラになっているコンテンツ」ということになる。 文でも述べられているが、デジタルメディアの性

    『ビブリア古書堂の事件手帖』や『謎解きはディナーのあとで』がウケる理由 - いいんちょさんのありゃあブログ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/30
    自己啓発(笑)だかライフハック(笑)だかで「生きた時間を使う」だか「もっと効率的に」を突き詰めた結果かも知れんね。だらだらと無駄な時間を過ごすこと自体が贅沢だと言われるこんな世の中じゃ。
  • 読んではいけない『出版・新聞 絶望未来』

    「読んではいけない」と題して池田信夫氏が書評を連載していたが、僕も「読んではいけない」指定の書籍に遭遇した。東洋経済新報社から2012年11月に発行された、山田順著『出版・新聞 絶望未来』である。 このの最終章は「デジタル化は不況を招く」である。この見出しに象徴されるように、デジタル化の波が出版・新聞衰退の原因と言いたかったらしい。しかし、出版・新聞産業へのデジタル化の影響が検証されていないので、主張はさっぱり理解できなかった。 音楽関連産業は1996年がピークで、それ以来、縮小を続けてきた。1998年にはナップスターが登場し、ネット上で音楽コンテンツを交換する習慣が生まれた。だから、デジタル化が衰退の一因であるというのは、まだ納得できる。出版・新聞産業もピークは1990年代後半だが、それ以降、違法な出版・新聞コンテンツがネット上にあふれただろうか。そういうことはない。それでは、なぜ読者

    読んではいけない『出版・新聞 絶望未来』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/23
    わりとこのような「デジタルアレルギーの断末魔」みたいな本は見かけることはありますね。少しずれるけど英語滅びろ日本語マンセーとかネットは米国の世界支配の道具だとか(ひどかったなぁw
  • 『BRUTUS 6月1日号』 - HONZ

    好きにとってこの号は間違いなく買いだ。特集は「屋好き。」記事の1目「わざわざ行きたい新しい屋のカタチ」では品川駅ecuteの「PAPER WALL」、下北沢の「DARWIN ROOM」などの屋を紹介している。 続いての記事は「なぜ、京都の〈恵文社一乗寺店〉は、わざわざ全国から客が訪れる屋なのか?」。店内の写真に見入ってしまう。もはや屋そのものが出版物である。面陳(表紙を見せる陳列)と棚刺し(背表紙を見せる陳列)の絶妙な組み合わせ、新刊と古書、文庫と単行の並列など、見開き3ページだけで15分ほどかけて、なめるように見てしまった。 それ以降の記事もとても面白いのだが、さらに「この100ジャンルに強い100書店」という別刷りの綴じ込み付録がついている。嶋浩一郎氏と内沼晋太郎氏の「まだまだあります、一度は行きたい名書店」という対談も適切。 読みすすめるにつれ、3軒の特色ある書店を

    『BRUTUS 6月1日号』 - HONZ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/21
    なんか禅問答のようですなぁ。「自由の中の不自由」と「不自由の中の自由」/まあ、中国とて北京と上海と広東では言葉も気質も(同じ民族でありながら)違うと聞きますし。
  • 大島堅一『原発のコスト』 - 紙屋研究所

    また原発の話で恐縮である。 前の二つのエントリのつづき。 ぼくの記事に対するネット上やここのコメ欄での反応は様々だけど、自動車事故の比喩や他の「大事故」との比較については、下記エントリを読んでほしい。 原発と自動車 - 紙屋研究所 加藤尚武『災害論 安全性工学への疑問』 - 紙屋研究所 かんたんに言うと、便益の違うものの比較はするな、ということと、反復が不可能な「異常な危険」については特別扱いが必要だということ。 あと、「福島第一は老朽化してたからダメだったが、他はいい」というのは、論外。福島第一の事故主因が「老朽化」であるというような調査は見たことがない。少なくとも福島の事故の原因究明は終わっていない。炉の中がまともにわかっていないのに、「老朽化していたからダメ」「老朽化していないからいい」などと言える状況にはないことは明らかだ。 結局、残るのはコストのことだけなのだ。 原発はコストが安

    大島堅一『原発のコスト』 - 紙屋研究所
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/18
    "コストが安い"と言われた部分は何処にしわ寄せが来てるのか。など、
  • 「民意」は存在するのか - 『ウェブで政治を動かす! 』

    ウェブで政治を動かす! (朝日新書) 著者:津田大介 販売元:朝日新聞出版 (2012-11-13) ★★★☆☆ インターネットが発達すれば、議会などという非効率な制度は不要になり、すべての政治的問題がネットを通じた直接民主制で決まるようになる――20年前、J.P.バーロウを初めとするネチズンはこう主張したが、現実はまったくそうはならなかった。日政治は、ソーシャルメディアとは無関係にグダグダになる一方だ。何が間違っていたのだろうか。 根的な問題は、ウェブが反映すべき民意が存在するのかということだ。経済学によれば、多くの人々の意思を合理的に(一貫して)集計することは不可能で、議会制度も合理的に動かないことが証明されている。日政治が混乱しているのは、著者の信じるように民意が正しく反映されないからではなく、存在しない民意を求めて果てしなく議論を続けているからなのだ。 議会が民意を代表す

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/15
    『政治をみんなで考えるのをやめ、専門家が合理的な政策を独裁的に実行し、それがいやな人はexitするという統治機構のつくりかえが必要だ』<だからブロックし誤った知識のまま自説を披露し恥をさらすんですね(ぉ
  • Yonda? ...いや、読めません。新潮社がKindleストアからコンテンツを引き上げ(※追記→復活しました)

    Yonda? ...いや、読めません。新潮社がKindleストアからコンテンツを引き上げ(※追記→復活しました)2012.12.14 18:50 黒船Kindleに暗雲です。 CNET Japanによると、Kindleストアから新潮社のコンテンツが削除されているとのことです。しかも... 新潮社は「把握していなかった事柄があったため、12月13日の夜にコンテンツを引き上げた」としている。具体的には、支払い関連のトラブルがあったことを示唆した。 と報じており、10月25日のストアオープンから2カ月弱でのこの事態に、驚きが隠せません。ただ、PCKindleストアで「新潮」で検索すると、「三浦綾子 電子全集」などいくつかはまだ表示されています。 なお、Ceron.jpに寄せられたコメントによれば、すでに購入済みのコンテンツは引き続き読めるようです。Kindleで購入したを所有することはできな

    Yonda? ...いや、読めません。新潮社がKindleストアからコンテンツを引き上げ(※追記→復活しました)
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/15
    まあ、老舗じゃいろんなしがらみがあって、ムリなところはでるとは思ってましたけどね。芸術文化芸能はガラパゴス上等でも、ビジネスがガラパゴスってのは善し悪しだと思いますね。
  • 日本男性の「男らしさ」とは―自衛隊を取材した米大女性教授に聞く

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    日本男性の「男らしさ」とは―自衛隊を取材した米大女性教授に聞く
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/14
    『メディアは、「最近の若者は、いったいどうしたのか」などと報ずるが、「男らしさ」は、国を問わず、時代によって変わることを理解すべきだ』<そうだがどうも人(欧<strong>米</strong>諸国)の風俗を気にするようでねw
  • 『怒る!日本文化論』 昔は良かったというけれど - HONZ

    父は国際スパイ、母はナポリの花売り娘。自称イタリア生まれの謎の論客として著者がデビューしたのは2004年の『反社会学講座』。軽い文体ながら、統計資料を使って、世間の常識に物を申すスタイルは当時は斬新で、世間のひねくれ者の喝采を浴びた。あれから8年。いまだに正体を明かさず、イタリア語をしゃべれないイタリア出身の千葉県民というキャラ設定を貫き通す姿勢には敬服する。他人事ながらネタ切れを心配してしまうが、軽妙な文章に惹かれ、新作が出るたびに買ってしまうのは私だけではあるまい。今回は「怒らない、叱らない日人」をテーマに取り上げている。 ふざけたペンネームからは想像できないが、電車内でも家の近くでも行儀の悪い人にはマッツァリーノ先生はガンガン注意するとか。を履いたまま座席に上がる子供連れのお母さんや、イヤホンからガシャガシャ音漏れさせている若者など。いやーな顔をされてもとりあえず注意する。ただ、

    『怒る!日本文化論』 昔は良かったというけれど - HONZ
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/14
    "世代はスライドする"という誰も認めたがらない事実(ォィコラ)もさることながら、古くは古代文明の遺跡にすら残されている「最近の若いもんは」問題(苦笑)…どうして人間は過去の所行を忘れるかな(ぁ
  • 「リスク」という概念を知らない日本人 - 『リスクと向きあう』

    リスクと向きあう 福島原発事故以後 著者:中西 準子 販売元:中央公論新社 (2012-11-22) ★★★☆☆ 著者は日の反公害運動の草分けだ。宇井純の弟子で、高木仁三郎などと同じ第2世代である。私も取材したことがあるが、70年代の反公害運動は今よりはるかに困難だった。そもそも公害というのがよく知られていない上に、情報が出てこない。役所も企業をかばうし、民放はスポンサーに遠慮してほとんど伝えなかった。NHKは公害問題にもっとも積極的に取り組み、高い評価を得た。 参議院議員までつとめた共産党員の子として生まれ、マルクス主義の影響を受けた著者は、東大の助手時代に反公害運動に身を投じ、その結果として23年間、助手を続ける(小出裕章氏みたいなものだ)。しかし著者は反対だけでは何も変わらないと気づき、流域下水道に代わって小規模な「いい下水道」を提案する。これが藤沢市などに採用されて、日の下水道

    「リスク」という概念を知らない日本人 - 『リスクと向きあう』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/10
    例えば「多少の犠牲はやむを得ない」の「多少」とはどの程度の量なのですかな。のびーセンセイは「"多"少」のように思われますが(苦笑)
  • 【書考空間】ソーシャルもうええねん(著:村上福之) | TIME LINE-今日のニュースと考えるヒント - TOKYO FM 80.0MHz

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/12/01
    大げさなあおりは、今も昔もネタになる。いっちばん解りやすいのは、これもネタになった「全米が泣いた」って奴だな(笑) #tokyofm_timeline
  • [徳力] ウェブで政治を動かす!(津田大介)を読むと、日本の既存政治家になぜウェブやソーシャルメディアと距離を取る人が多いのか、何となく見えてくると思います。

    [徳力] ウェブで政治を動かす!(津田大介)を読むと、日本の既存政治家になぜウェブやソーシャルメディアと距離を取る人が多いのか、何となく見えてくると思います。
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/27
    ふむ。/"結論ありきで、官僚がそこに政策を落とし込むためのプロセスに過ぎなかった"<この通りならば、現宰相よりも遙か前から「決めさせられる政治」ということで間違ってないですよねぇ…
  • 世界観を変える21世紀の古典 - 『ファスト&スロー』

    書は行動経済学をデカルト以来の「意識中心主義」を否定する知的な革命として位置づけるもので、原著が出て1年あまりで21世紀の古典としての地位を確立した。ナシーム・タレブが「『国富論』や『夢判断』と並ぶ社会思想のランドマーク」と絶賛しているように、すべての人の世界観を変えるインパクトがある。 といっても書は専門書ではなく、「オフィスでの井戸端会議」のネタが豊富に例示されている。「人間が意識的に行動している」という新古典派経済学は神話だが、その原因は脳がきわめて非効率的にできているためだ。脳の重さは体重の2%程度だが、基礎代謝の20%も消費する。このため、なるべく直感的なシステム1で情報を処理し、意識的なシステム2の負荷を小さくしようとする。これが拙著『イノベーションとは何か』でも紹介した、彼の2段階モデルである。 このモデル自体は著者の独創とはいえず、システム1はフロイトが「無意識」と呼び

    世界観を変える21世紀の古典 - 『ファスト&スロー』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/24
    その「不合理」を批判し「経済合理性」をごり押しするのが経済学者のお仕事だったような(ぉ)…そりゃ突き詰めれば全脳活動のシステム化はできましょうが、システム化出来たら多分ろくな事に使わないなぁ(コラ
  • 「大卒だって無職になる」—ニート、ひきこもりは甘えだ!と考えている人に読んでほしい一冊|まだ仮想通貨持ってないの?

    未だに「ニートは甘え」「ひきこもりは甘え」という短絡的な理解がはびこってたりしますよね。そういう安易な誤解を解くための素晴らしい一冊をご紹介。育て上げネット代表の工藤さんの新刊です。 「働きたいのに働けない」なんて甘え? ニートという言葉の登場で、「働きたいのに働けない若者」の存在がクローズアップされたまではよかったが、その一方で、ブームにありがちな反発も受けた。それが、Aの言う「しょせん若者の甘えだ」という意見だった。特に、「オトナになれば働くのが当然。働くのなら、正社員が当たり前」だった50〜60歳代の中高年層には、理解しがたいこととして受け止められた。 (中略) 学校や家庭では、つねに夢をもつことの重要性が説かれてきたのに、就職活動時期になると、「いつまでも夢ばかり見てないで現実を見ろ!」と指導される。職場では、即戦力になることを期待されるものだから、自発的に動くことを強いられ、終わ

    「大卒だって無職になる」—ニート、ひきこもりは甘えだ!と考えている人に読んでほしい一冊|まだ仮想通貨持ってないの?
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/07
    それでも「甘えだ」と頑なに主張して譲らないひとはいる。多分「日本人としてあるべき理想(ウヨク的な意味でなくw)」を違えてるひとを「甘え」と決めつける傾向があるらしいので、指摘しても無駄かも知れんが寝w
  • 【書評】『デンマーク流「幸せの国」のつくりかた』銭本隆行著 - MSN産経ニュース

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/04
    最近、「"幸福"とは"あきらめ"と同義語である」と主張する識者(特にエコノミストが)が目立っているような気がする…
  • 大人のための経済学入門 - 『経済学に何ができるか』

    経済学に何ができるか – 文明社会の制度的枠組み (中公新書) 著者:猪木 武徳 販売元:中央公論新社 (2012-10-24) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ 経済学者は価値観から中立な「科学」になろうとしてきたが、著者もいうように新古典派経済学が前提とする個人主義は19世紀以降の西欧に固有のきわめて特殊な価値観である。それだけで社会の複雑な問題が解けるわけはないし、経済問題の中でも経済学で解ける部分は限られている。人々の行動の中で目的合理的な行動はごく一部にすぎず、多くの人は感情や政治的利害などに動かされるからだ。 経済学はこういう問題を避けて解きやすい問題だけを解いてきたが、著者は経済問題から出発して、それを経済学の分析用具でどこまで解明できるかを考える。たとえば中央銀行の独立性は「平時」には大した意味がないようにみえるが、大恐慌のような時期には「最後の貸し手」としての

    大人のための経済学入門 - 『経済学に何ができるか』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2012/11/03
    社会学よりも役に立つんだろうか(オイコラ