モロッコでハンセン病と人権国際シンポジウムを開催した。2010年に国連総会で採択されたハンセン病差別撤廃決議の実行を促すため、世界5地域を回って開催しているシリーズの一環で、3年かけてようやく4地域を回ることができた。日本財団は世界中でハンセン病制圧と差別撤廃に取り組んでいるが、患者数の少ないモロッコは誰も訪問したことがなく、全くゼロからパートナーを探し4ヶ月で国際シンポジウムを開催するというところまで漕ぎ着けなければず、これまで以上に苦労した。 特に苦労したのは英語が通じない点。モロッコの公用語はアラビア語とベルベル語だが、旧フランス植民地のためフランス語もかなり通じる。フランス語圏の特徴として、政府やNGO、ホテルやタクシーなど他の国々では英語がある程度話せるような人々でも、仏語圏ではあまり通じないケースが多いということ。それを悪びれることもなく、「なんでお前はフランス語を話さないんだ
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