マーケットウォッチといえば、ご存じ米株情報サイト。経済金融ニュースの権威として知られるウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙やバロンズ誌と並び、ニューズコープ傘下にあります。そのせいか、バロンズ誌の論調にも似て慎重な見解を寄せていました。 タイトルはズバリ、「米株が7月に10-20%の調整を迎える10の理由」。7月と言えば、4-6月期の決算発表時期であり、ギリシャが再びユーロ圏の債権国をはじめトロイカ(EU、ECB、IMF)と融資延長で再協議を余儀なくされるタイミングですよね。米連邦公開市場委員会(FOMC)が2006年に実施して以来初めてとなる利上げが意識される頃でもあります。 JKマーケット・インサイツのジェームズ・コストリス氏はこうした事情を踏まえ、リスク要因10項目を挙げました。今年のリストは「例年より長く、想定される悪影響は深刻」と論じます。その割にブル寄りな同氏とあって、楽