インターネットが普及して情報がどんどん入ってくる中で、本をスムーズに読んでいくのは難しい 印南氏の新著『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社) 川上:今回、どういうきっかけでこの本を執筆されたんですか? 印南:本がすごく好きで、物心ついた時から読み始めてはいたものの、その一方で「自分は読むのが遅いな」と常々感じていたんです。でも周りにそれを話してみると、みんな同じことを思っているらしくて。多分これは年齢がどうとかよりも「時代」の影響じゃないかと思うんです。インターネットが普及して、情報がどんどん入ってくる中で、そこにプラスして本をスムーズにどんどん読むというのは、人間のキャパシティを超えてしまうのではないか、そう思ったことが最初のきっかけです。 川上:僕は選書家として、普段は「空間」にマッチする本を選ぶということをやっているんですが、
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