この連載では、これまで40件を超えるプロジェクトでPMまたはプロジェクトマネジメント支援を手掛けてきた筆者の経験を基に、PM(プロジェクトマネジャー)やメンバーが抱く、プロジェクトマネジメントに関する「素朴な疑問」に答えていきます。 筆者が実践を通じて磨いてきたセオリーと手法を体系化してまとめた、プロジェクトマネジメントメソッド「PROKAN(プロカン)」をベースにして話を進めます。PROKANのことをご存じない方でも読み進めていただけるよう配慮します。 前回(プロジェクトのゴールをどう設定すればいい?)はプロジェクトのゴールを設定・共有する大切さについてお話ししました。素朴な疑問が、実はプロジェクトの成否を左右するくらい大きな意味を持つことがお分かりいただけたと思います。 ではさっそく今回の疑問に入りましょう。今回のテーマは「プロジェクトの方針」です。 プロジェクトは大勢のメンバーで編成