渡辺 実 防災・危機管理ジャーナリスト 株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。 この著者の記事を見る
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン カクヤスが黒字化したのは2007年ごろです。 ちょうどこのころから、世間では「これからは宅配の時代」と言われるようになりました。ネットスーパーも珍しくなくなりました。聞いたところでは、宅配のために、100万円近くする電気自動車を1万台も買うコンビニもあるそうです。大変な投資です。 時代は確かに宅配かもしれませんが、ここで、そもそも小売業とはどんなものであったのかを考えたいと思います。 かつての主役は百貨店でした。銀座や新宿の駅の近くに、多くの百貨店が軒を連ね、お客様を集めていました。次に、幹線道路沿いにあるスーパーの時代が来て、今は家の近くのコンビニの時代です。 次の売り場は“玄関”だ! では、次の売り場はどこになるのか。 売り場はお客様の方
(前回から読む) 安田:今やカクヤスさんといえば「ビール1本から最短1時間の無料お届けサービス」ですし、そのために半径1.2㎞ごとの出店をされてきたわけですが、これはいつ頃から始められたんですか。先ほどのお話ですと、有料配送はそっとおやめになられたんですよね。 佐藤:2003年からですね。明確に無料配送を打ち出し、時間のお約束もするようにしました。 安田:何かきっかけがありそうですね。 佐藤:細川連立政権が98年に酒販免許に関する規制緩和を閣議決定したことがきっかけです。この規制緩和は酒販業界の秩序を根底から覆すものでしたからね。 規制緩和で酒販業界に走った激震 安田:よく覚えてますよ。それまで酒販免許は取るのが大変でしたよね。既存の免許事業者が店を出しているところから一定距離離れてないとだめだったし、そのうえ人口何万人に1軒、みたいな縛りもありました。だから初期のコンビニは酒販免許を持っ
木暮 太一 経済ジャーナリスト 経済ジャーナリスト、社団法人教育コミュニケーション協会の代表理事として、相手の目線に立った話し方・伝え方が、「実務経験者ならでは」と各方面から高評を博し、企業・大学向けに多くの講演活動を行っている。 この著者の記事を見る
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