「どうして解散するんですか?」という小学校4年生を名乗るアカウントがちょっと話題になりましたが、本物の小学生のみなさんはそもそも衆議院の解散って何のことかよくわからないと思うので、解説しておきましょう。 解散というのは、国会議員の任期の途中でみんなをやめさせることです。わからないのは、首相が勝手に国会議員をクビにしていいのかということです。世界中で、こんななんでもありの解散を認めている国は日本しかありません(イギリスはやめました)。 憲法第7条には「天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ」とあり、その中に「衆議院を解散すること」とあります。これは天皇が勝手に解散できるということではなく、実質的には内閣が解散するわけです。 では内閣は、どういう場合に衆議院を解散できるんでしょうか。憲法第69条には、こう書いてあります。 内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し