「特定の業務に関してはパッケージソフトウエアを導入しているが、それ以外はオープンソースソフトウエア。社員の約6割が何らかのかたちでOSSを使っている」(電子機器メーカーのシステム部門担当者) 企業による「オープンソースソフトウエア」(OSS)の導入が急速に広まっている。OSSは、ソフトウエアの設計図に当たるソースコードを無料で公開し、誰でも変更や再配布ができるソフトウエア。OSの「Linux」やウェブサーバーソフトの「Apache」、ウェブブラウザーの「Firefox」などが代表的だ。OSSの開発には、企業や個人にかかわらず世界中の技術者がボランティアで参加。 IDCジャパンが今年4月に発表したOSSの利用実態調査によると、調査対象の国内企業1124社のうち、自社の情報システムにおいて、OSSを本番環境で導入していると回答した企業は25.3%に上った。 業種別では通信/情報(30.6%)が
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