「シャープが主力二行へ資本支援要請」のニュースは同社がそこまで傷んでいたのかという驚きとやっぱりこの道となったのかという納得が同時に入り込んでくる奇妙な印象を持ちました。 同社の3月期の連結決算見込みが300億円の赤字から1000億円水準まで悪化することに伴い、主力銀行に借入金のデットエクイティスワップ(債務の資本化)を検討してもらっているようです。その規模、約1500億円と言われています。自己資本比率が現在10%でありますが、リストラ費用がかさむ今期のみならず、なぜか来期(16年3月期)も赤字見込みとされており、債務超過のリスクも取りざたされていることから債務の資本化という手法を選んだのでありましょう。 私が以前勤めていた会社では「債務の資本化」は経営困難になった子会社の救済策としてかなり普通のスキームとして取り扱っていました。(自転車操業の企業においてあらゆる金融手法を入社数年目の社員
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