40歳からの会社に頼らない働き方 (ちくま新書) 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、東大大学院教授・柳川範之さんによる、現代における働き方の指南本。 書名には「40歳からの」とありますが、その根幹部分は、全てのビジネスパーソンにお読み頂きたいものでした。 アマゾンの内容紹介から。現在、技術の進化により産業の衰退と勃興のサイクルがどんどん速くなっている。また、新興国の成長も著しい。こんな激動の時代だから、どんな一流企業にしてもいつ倒産するかわからないし、誰にだって失業する可能性がある。この予測困難な状況を生き抜き、チャンスに変えるにはどうするべきか?本書では、その対策として、仲間たちと「バーチャルカンパニー」をつくること、仕事で得た知識を学問で体系づける「学び直し」をすることなど、新しい「複線型」の働き方を提案する。 それほど厚くない本なので画像は割愛しますが、どこを引用するか迷うほど付箋貼
仕事に才能はいらない 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、当ブログでも過去2冊著作をご紹介している金田博之さんの新刊。 前作が「30代」にフォーカスしたものであったのに対して、本書はもっと若手の方向けな感じです。 アマゾンの内容紹介から。仕事の基本さえ身につけてしまえば、これといった才能や特技がなくても信頼され、大きな仕事を任される人になれる。DM発送係からグローバルIT企業でトップ2%に選ばれ続けるようになった著者が大切にしている70の心得。 できるものなら、若い頃の私に読ませてやりたい1冊でした! 【ポイント】■1.雑用でも自分なりの工夫を加える 当初、DMリストづくりは前任者に教えられたとおりの手順でやっていましたが、そのやり方だと、1回のセミナーにつき1週間もかかるのです。これをなんとか効率化できないかと、それまで触ったこともなかったデータべースソフトの「アクセス」を必死で勉強し、リ
ビジネス書の杜 令和 大人のビジネスパーソンのための書籍紹介をコンセプトに、パソコン通信の時代から25周年になるのを機に、ブログ版として復活させます。 ジェイク・ブリーデン(宮本喜一訳)「世界一の企業教育機関がつくった仕事の教科書」、アチーブメント出版(2013) お奨め度:★★★★★+α グーグル、スターバックス、マイクロソフト、IBMなどの企業をクライアントにもち、エグゼクティブ教育では世界一だと言われるディーク・コーポレート・エディケーションで教鞭をとる著者が新しい仕事の常識を述べた一冊。もし、これらの企業においてリーダーがこの本にあるような行動をできているのだとすれば、エクセレントカンパニーであることが納得できると思わせる一冊。すべてのリーダーに読んで欲しい。 経営者から新入社員まで、リーダーが「仕事」をするときには固く信じられている美徳(善行)がある。ところが、この美徳が悪い決断
仕事に追われていると、こんなふうに思いがち。その点について著者は「決してストレスを感じたりうんざりしたり、ときどき働きすぎたりするのがいけないとはいいません。むしろこうした経験は成功の要素だと思っています」と前置きしたうえで、次のように問いかけています。 ではあなたの仕事に対する熱意は利益を生んでいますか? たくさん稼ぐという意味ではありません。本当に訊きたいのは、自分の価値観にあった人生を歩んでいるかということです。 (193ページより) そして「ひとたびプロジェクトに取りかかったら一気に完成させてしまうのが、ベストの戦略だ」という考え方に疑問を投げかけます。行動リストの項目が減っていくのは気分がいいものですが、一方で、この戦略には罠があるから。 「仕事熱心」がうまくいかない理由 仕事熱心に問題はないのかと完璧主義者にたずねると、いちばん多いのは「このやり方でずっとうまくいっていたのだか
この夏休みに新幹線で帰省された方も多いと思いますが、新幹線を利用するたびに驚かされるのが掃除の早さと手際のよさではないでしょうか? 単に早いだけでなく礼儀もきちんとしているので、とてもいい気分になれます。 この意見に多少なりとも共感してしていただけるとしたら、いや、「それは知らなかった」という方も含め、ぜひ読んでいただきたいのが『新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?』(遠藤 功著、あさ出版)。 鉄道整備株式会社(通称テッセイ)という会社に所属し、新幹線の車両清掃をしている人たちの仕事ぶりや、それらにまつわるエピソードをモチーフにしたドキュメンタリー。ミュージカルにもなり、すでに10万部を突破しているベストセラーです。 到着列車の作業中のことです。 お客さまに声をかけていただきました。 「以前、あなたがたが清掃する姿を見ていました。 動きの速さに驚き、乗車したら車両は
プレッシャーを味方にできる人 50の方法: 心が不思議なほど強くなる本 (知的生きかた文庫) 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、久々に「仕事術」のご本。 リアル書店でタイトルを見た時は、てっきり「メンタルネタ」なのだと思ったのですが、意外にも「ガチ」な内容でした。 アマゾンの内容紹介から一部引用。あの人はなぜ、「本番」でいつも結果を出せるのか? 本書では、「仕事ストレス対処」「職場メンタル強化」を専門とするストレス・カウンセラーが、あなたが悩む「プレッシャー」を「仕事の武器」に変えるコツを伝授。 タイトルに「プレッシャー」とあるものの、あまり気にせず使えそうなネタを拾ってみましたので、ご覧くださいw いつも応援ありがとうございます! 【ポイント】■1.仕事で悩んだら環境を変える たとえば、仕事のことを考えすぎて「しんどいな」と感じたとき、仕事のことを考えないように努力をするのではなく、「日
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