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「営業活動の見える化」、これは経営者の方が関心を持つテーマの一つである。そういう経営者を狙って、IT企業はセールスフォースオートメーション(SFA)といったジャンルの製品を用意し、見える化ツールとして提案している。 私は営業目標を絶対達成させるコンサルタントである。コンサルティング先の営業部門に対しては「まず、顧客訪問の回数を増やしましょう」と提案することが多い。こうしたことから、営業活動の見える化についてしばしば質問を受ける。 経営者や営業マネジャーからすると、顧客訪問回数が増えるのは歓迎だが、営業担当者が出ずっぱりになり、どのように仕事をしているかが分からなくなる不安がある。だから、見える化をどうしましょうかという話になる。 今回ご紹介する「予材管理表」を使うと、A3大の1枚のシートを使って、営業部長や課長などマネジャーは、顧客訪問に励む部下の活動を把握でき、指導できる。部下は自分の営
データはどんどん集まるけれど、それを分析してソリューション(課題解決策)を導き出す手前で止まってしまっています。ここの部分は、データ分析ツールなどのソフトウエアに丸投げすることはできません。データサイエンティストの育成はこれから重要なテーマでしょう。特に統計学や機械学習といった分析についての知識習得が大切です。 大上さんも米国で統計学を学んでいますね。 大上:私自身、一橋大学を卒業した後、米国に渡り、米カーネギーメロン大学で統計学を専攻しました。米国には4年半いました。私が留学した1990年くらいは計算機のコストが格段に安くなり、コンピュータ中心の統計学に変わっていくころでした。しかも、カーネギーメロン大学はコンピュータサイエンスが有名で、最先端の計算機統計学にかなり力を入れていました。 入学すると1年目から、プログラミングを猛勉強しました。今、統計分析というと「R言語」が有名ですが、当時
『ツァラトゥストラはかく語りき』をはじめとする名著を残したドイツの哲学者ニーチェ(1844~1900)は、後世にも大きな影響を与えた存在。そしてその魅力は、難解で抽象的な理論によってではなく、いま生きている人間のための哲学を打ち出したところにあると、『超訳 ニーチェの言葉』(フリードリヒ・ニーチェ著、白取春彦編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の編集/翻訳者は指摘しています。 ニーチェの名が今なお世界的に知られているのは、彼の洞察力が鋭いからである。急所を突くような鋭い視点、力強い生気、不屈の魂、高みを目指す意志が新しい名文句とも言える短文で発せられるから、多くの人の耳と心に残るのである。 (「はじめに──ニーチェという変わった哲人」より) 「己について」「喜について」「生について」「心について」「友について」「世について」「人について」「愛について」「知について」「美について」とテー
スライドに情報を詰め込み過ぎた、文字だらけのPowerpointによるプレゼンは退屈極まりないものになるでしょう。この問題の解決策を、起業家のガイ・カワサキ氏が提唱しています。 プレゼンで聴衆を退屈させないための「10/20/30 ルール」。それぞれの数字の意味を説明していきましょう。カワサキ氏も、退屈なプレゼンに我慢を強いられた経験があるのは間違いないでしょう。同氏は聴衆が耐えられる説明的なスライドの枚数はせいぜい「10」枚程度で、それも、個々のスライドが問題の解決や学ぶべき重要な側面に直結している場合に限っての話だとしています。 「20」は時間制限です。たとえ1時間の枠が与えられたとしても、準備に手間取ったり、遅れてくる来場者がいたり、非常に重要な質疑応答に時間を割いたりすることを考えれば、プレゼンに充てる時間は長くても20分までにすると良いでしょう。 そして「30」は、文字の大きさを
仕事に追われていると、こんなふうに思いがち。その点について著者は「決してストレスを感じたりうんざりしたり、ときどき働きすぎたりするのがいけないとはいいません。むしろこうした経験は成功の要素だと思っています」と前置きしたうえで、次のように問いかけています。 ではあなたの仕事に対する熱意は利益を生んでいますか? たくさん稼ぐという意味ではありません。本当に訊きたいのは、自分の価値観にあった人生を歩んでいるかということです。 (193ページより) そして「ひとたびプロジェクトに取りかかったら一気に完成させてしまうのが、ベストの戦略だ」という考え方に疑問を投げかけます。行動リストの項目が減っていくのは気分がいいものですが、一方で、この戦略には罠があるから。 「仕事熱心」がうまくいかない理由 仕事熱心に問題はないのかと完璧主義者にたずねると、いちばん多いのは「このやり方でずっとうまくいっていたのだか
前回、本コラムに書きました「グローバル人材としての価値をあげるためには」の内容に対しては、非常に多くの反響をいただきました。いま、多くのビジネスパーソンは自分の将来に不安を抱えています。これから日本の労働市場が加速度的に外国人にオープンになった場合、自分がグローバル人材マーケットの中でどう評価されるのか、高い評価を得るにはどのような努力をしていけばよいのかが分からないからでしょう。 背景には、採用方針を転換し始めた、日本企業の具体的な動きがあります。例えば、「UNIQLO」ブランドで知られるファーストリテイリングでは、2013年の新卒採用1500人のうち80%の1300人は外国人です。パナソニックも、2013年の新卒採用1450人のうち、80%を海外の外国人を採用したほか、国内での新卒採用も国籍を問わず外国人留学生も積極的に採用しています。ソニーや日立製作所、東芝などの日本を代表する企業も
日本製ソフトやサービスの海外展開を成功させるには、五つの鉄則がある。前回はその内、「アジアを目指す」、「「現地化不要」分野で勝負」、「業務ノウハウを生かす」というの三つの鉄則を紹介した。今回は、残りの二つを説明する。 鉄則4:とことんシンプルに 搭載する機能は最小限に絞り込む。そして、現地の物価に即した価格で売り込む。機能をシンプルにすれば、開発費や販売後の保守費を削減できる。導入スピードの向上にもつながる。 機能を抑えると製品自体の魅力が向上する、との見方もある。例えば、「インドネシア企業はシンプルな機能や画面を好む傾向がある」(インドネシアのIT企業、ICSの伊藤為夫CEO)という。 鉄則5:売れるまであきらめない 海外ビジネスは困難だらけだ。特に新興国が中心のアジアは、多くの国で日本や欧米などのようにビジネスインフラが整っていない。「試しに進出してみよう」という中途半端な気持ちでは、
人が財産、何をするにも人がすべて---経営者の言葉や、企業のWebサイトで、こうした文言をよく見かけます。ここで言っているのは、「今のありのまま」の人というよりはむしろ、成長する存在としての「人」のことです。 明治・大正時代の政治家、後藤新平氏もこう述べているそうです。 「金を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上」 財産よりも、仕事の成果を残すことを重視する。さらに素晴らしいのは、そういう仕事の成果を受けつぐ人そのものを育てることだ。このような意味でしょう。 上司や先輩は、自身が成長するだけでなく、未来を担う存在である部下や後輩を育てていく責任があります。それによって、企業を支える「人」を常に高いレベルで保っていくことができるからです。これこそが、企業や組織に属する人が生涯をかけて行うべきことなのかもしれません。 自分が作ったものを委ねられる人を育てる 40代半ばを過ぎたころから、私は自
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