あなたの家の価値は毎年2%ずつ上昇し、物価もわずかながら着実に上がっている状況にあるとします。あなたの給与は毎年4月になるとベアと昇給、更には会社のボーナスも業績が良いので昨年よりアップが期待される、という世界はある意味、理想です。いや、少なくとも80年代まではそうでありました。こういう時はモノを早く買わないと価格が上がってしまうリスクがある一方で金融商品も利回り7%ぐらいのものがごろごろしていてどちらが得か、などと思わず悩める嬉しさすらあったものです。これが精神的にも健全な良いインフレです。 今、起きているのはどんなインフレでしょうか? 9月26日に総務省が発表した8月のCPIから計算するインフレ率。昨年同月比で3.1%(コア)と出ました。上昇は15か月連続です。生鮮品を含む総合は3.3%上昇です。ところがこれに対応するはずの収入はどうでしょうか? 今年初め、安倍首相は企業や経済団体に給
記事 ディープラーニングと機械学習の違いとは?ディープラーニングはすべて機械学習ですが、機械学習がすべてディープラーニングとは限りません。ディープラーニングと機械学習の違いについて要点を簡単にまとめたので、ご紹介します。 著者: Patrick Grieve, 寄稿者 更新日: 2023年9月7日 「AI(人工知能)の最新技術について理解する」と聞くと難しいことのように思われるかもしれませんが、基礎的な部分についてお伝えすると、多くのAIのイノベーションは大まかに言うと機械学習とディープラーニングの2つの概念に分けられます。 機械学習とディープラーニングはあらゆる場面で活用されています。こういった技術によって自動運転車を実用化したり、Netflixが次のおすすめ番組を把握したり、Facebookが写真に写っている人を認識しています。 機械学習とディープラーニングは同じようなものとして捉えら
このごろ「在特会」(在日特権を許さない市民の会)という変な団体が、在日韓国人を差別するデモをしたり、政治家と一緒に写真をとったりして話題になっています。それを批判したら変なコメントが来たので、ここで基本的なことを整理しておきましょう。 在日韓国人(朝鮮人)というのは、文字どおり日本にいる韓国人のことですが、中には日本国籍をもっていない人がいます。こういう人は外国人として扱われるのですが、彼らは日本国籍がないのに選挙権や被選挙権を求めています。「われわれの祖先は朝鮮半島から強制連行され、終戦で国籍をうばわれたのだから日本国籍を与えろ」というのですが、これは嘘です。 彼らの祖先は、戦前に200万人以上が日本に渡ってきましたが、そのほとんどは内地の企業の募集に応じて来た人で、強制的に「徴用」された人は245人しかいません。中にはだまされたケースもありましたが、それは国が強制したこととは違うので、
1996年、国連人権委員会の特別報告官ラディカ・クマラスワミ女史がまとめ上げ、同委員会に提出されたのが、「女性に対する暴力」付属文書の「戦時における軍の性奴隷制問題に関して、朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国及び日本への訪問調査に基づく報告書」である。これがわが国において、いわゆる“クマラスワミ報告書”と呼ばれるものだが、現在、ネット上でアジア女性基金による日本語版も公開され、読むことができる。 それではその証言とはどのようなものか。証言の項目の冒頭で紹介されているのが、チョン・オクスン(1995年7月当時74歳)のそれであり、以下に引用する。 「私は1920年12月28日、朝鮮半島の北部、咸鏡南道のプンサン郡ファバル村で生まれました。6月のある日、当時13歳だった私は畑で働く両親のために昼食を用意するため、村の井戸に水をくみに行きました。そこで日本人の守備兵の一人に襲われ、連れて行かれ
朝まで生テレビで、朝日新聞OBと私の意見が一致し、秦さんと一致しなかった点がある。「もはや強制連行の有無は争点ではない」ということだ。これまで朝日が「慰安婦は軍に連行された」というデマを流してきたから、それが争点になっていたが、彼らが強制連行を否定した今となっては、それを論じることには意味がない。 もちろん朝日はその点を訂正して記事を撤回すべきだが、問題の本質はそこにはない。まず大事なのは、請求権の問題である。韓国は1965年の日韓請求権協定で賠償請求権を放棄しているので、日本はこれ以上つかみ金を出すべきではない。佐々江案のような中途半端な形で出すと、また挺対協が「日本は国家責任を認めていない」と騒いで、韓国政府は対日非難をやめないだろう。 これはほっておけばよい。そこまでは秦さんと一致したのだが、彼は「売春婦や人身売買は戦前はどこでもあったのだから、当時の各国を比較して採点すればいい」と
イノベーションに対する取り組みは、一見着々と進んでいるように見えても、実際に訴求力のある製品・サービスを生み出し事業として軌道に乗せるまでの間には、さまざまな落とし穴がある。以下の「8つの問い」は、事業化への道を見失わないための強力な味方となるはずだ。 私がまだマッキンゼー・アンド・カンパニーで駆け出しの新人だった頃に、プロジェクトマネジャーだったリンダ・ブッシュから受けたアドバイスはいまでも心に残っている。「たくさんの質問をしなさい。迷惑をかけると思うかもしれないけど、何かを学ぶには質問するしかないわよ」 よい問いかけに勝るものはない。ブッシュの忠告を胸に、当時の私は技術的な知識(エクセルのピボットテーブルを使いこなす方法)、企業社会でのありふれた現象(不可解な経費明細書)、職業上の細かいニュアンス(「あの発言にはどういう意図があったのですか?」)などについて学んでいった。実際、ハル・グ
経営者ならば、誰もが行う「7つのレベルの思考」 田坂教授は、著書『知性を磨く 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社新書)の中で、これからの時代には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という「7つのレベルの思考」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」が求められると言われていますが、経営者や起業家、マネジャーやリーダーならば、誰もが、多かれ少なかれ、この「7つのレベルの思考」を行っていますね? 田坂:ええ、その通りです。経営者や起業家、マネジャーやリーダーならば、誰もが、意識的、無意識的を問わず、この「7つのレベルの思考」を行っています。 例えば、経営者ならば、誰もが、古典の「思想」を学ぶときもあれば、会社や組織の「ビジョン」を描くときもあります。また、部下や社員に対して自分の「志」を語るときもあれば、企業や事業の「戦略」を立て、対外的な交渉の「戦術」を考える
2014年9月25日以降、LinuxなどのUNIX系OSの多くに含まれるソフトウエア「GNU Bash(以下、bash)」に、非常に危険な脆弱性が見つかった(関連記事:「Bash」に重大な脆弱性)として、OSベンダーやセキュリティベンダーなどが注意を呼びかけている(図1)。インターネットに接続されたWebサーバーやルーターなどでは、細工を施されたデータを送られるだけで乗っ取られる恐れがある。実際、今回の脆弱性を狙った攻撃が確認されている。システム管理者は、影響を受けるコンピュータや機器の洗い出しと対策の実施が急務だ。 bashとは、シェル(shell)と呼ばれるソフトウエアの一種。シェルは、ユーザとOSを仲介するソフトウエア。例えば、ユーザーが入力したコマンドを解釈して実行する。シェルには「csh」や「tcsh」など複数の種類が存在する。今回脆弱性が見つかったbashは広く使われているシェ
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