巨額買収のニュースが二つ、飛び込んできました。 一つはソフトバンクによるクリアワイヤを含むスプリントの買収がほぼ成功しそうなことです。これはソフトバンクの買収案に対抗してアメリカのディッシュ社がスプリント及び、クリアワイアそれぞれに買収提案をしていたもので、一時期はソフトバンクも防戦と万が一、失敗したときの対策を打ち出すなどの動きがありました。ディッシュの会長、チャーリー・アーゲンは大富豪として有名な反面、業界の嫌われ者としてはもっと有名でメディアもそっぽを向くほどといわれています。そのやり口も独裁的で今回もどんな策を打って出るのか読みづらいところもありました。 事実、当初のスプリントへの買収をあきらめるとスプリントが大株主のクリアワイアの買収を図るなど、なるほど、いやみなアプローチでさすがの孫正義氏もむっとしていたのではないかと思います。 しかし、孫氏がスプリントをほぼ手中に収めたその経