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ブックマーク / ikadoku.blog76.fc2.com (243)

  • AIの衝撃

    ビジネス書・ベストセラー・科学を中心に13年以上、ひたすらを紹介し続けるブログ。既に紹介したは3700冊以上。 満足度★★★ 付箋数:20 マイクロソフトの共同創設者のビル・ゲイツさんは、2001年に 「これからのAIはベイズ理論によって完全に生まれ変わる」 と予言しました。 この予想は見事に的中し、ゲイツさんの先見性の確かさが証明されました。 そんなゲイツさんは2014年3月に行った講演会で、次のように述べます。 「AIによる雇用の浸は “運転手”  “ウエイター”  “看護師” 等々、 さまざまな職種に広がろうとしている。 ・・・今から20年後、現在の労働者が持っている各種職能への 需要は大幅に低下しているだろう。しかし、(現時点で)人々は それに全く関心を寄せていないように思われる」 書の著者、KDDI総研リサーチフェローの小林雅一さんは、 このゲイツさんの「AIが雇用破

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  • ビジネス・クリエーション!

    満足度★★★ 付箋数:21 「リチャード・ブランソン、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、 ラリー・エリソンなど、起業家として知られる人たちの能力は、 私たち普通の人間とはまったく次元が違うように思えます。 非凡な才能の持ち主だ、と。 しかし、彼らが成功したのは、特別な遺伝子を持っていたからではなく、 すばらしいビジネス製品があったからです。 起業家として成功するのに不可欠なのは、画期的ですぐれた製品です。 製品と言っても、モノだったり、サービスや情報の提供だったり、 多岐にわたります。成功を左右する他の要素もありますが、 製品なしにはまったく意味がありません。」 書で学ぶのは、画期的ですぐれた製品を生むプロセスです。 すぐれた製品を生み出すプロセスが学習なら、 それは誰でも起業家になれることを意味します。 起業家というと、どうしても著名な成功者を想像してしまうので、 カリスマ性や生まれ

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  • マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか

    満足度★★★ 付箋数:21 「私にとってノート術というのは他人の話を書き留める ものではない。あくまで自分の思考を整理するためのものである。」 これは書の著者、大嶋祥誉さんの言葉ではありません。 大嶋さんのかつての上司、元マッキンゼー日支社長、 アジア太平洋地区会長だった大前研一さんの言葉です。 大前さんはマッキンゼー時代、サイズがA2判(新聞2つ折りの大きさ) の特製の方眼ノートを作っていました。 欄外の余白には「So What」、「MECE」、「Zero-baced Thinking」 などマッキンゼーで使われる言葉が印刷されていたそうです。 このノートを大前さんはどのように使っていたのか? 「ノートは思考のキャンバスのようなものだから、文字を書くのも 絵を描くのも自由。ただ、私はこのノートを左下から右上に向かって 横書きで使う。通常のノートは罫線に沿って左から右、 そして上から下

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  • 0ベース思考

    満足度★★★★ 付箋数:26 人類史上最速のスプリンター、ウサイン・ボルトさん。 ボルトさんの持つ100メートル競走の世界記録は9秒58です。 その前の世界記録保持者は、アサファ・パウエルさんの 9秒74だったので、ボルトさんはその記録を0秒16、 割合にすると1.6%も縮めました。 100メートルの世界記録は人類が10秒の壁を破ってから、 0.01秒~0.05秒ずつ更新してきたことを考えると、 ボルトさんの記録が驚異的だったことがわかります。 それでは、この100メートル競走の記録が、突然、 5秒を切るようなとてつもない記録が出ることはあるのでしょうか? もちろん、現実的にはありえないことだと思います。 しかし、100メートル競走ではありませんが、 40年もの歴史を持つある競技会で、それまで少しずつ 更新されてきた世界記録が、突然変異のように それまでの2倍の記録で破られたことがあります

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  • ぼくは「技術」で人を動かす

    満足度★★★ 付箋数:24 「 “ここに書いてあること全部できるようになったら、 すごいリーダーになるなあ” 今、改めて原稿を読んでみて思いました。 けっこう、いいことたくさん書いてある。 そうです、このは “私が身につけたリーダーシップ” だけでなく “私が身につけたいリーダーシップ” も多く含んでいます。」 書はオイシックス社長、高島宏平さんによる リーダーシップの教科書。 対象となるリーダーは、数名のグループのリーダーから、 企業のトップまで、あらゆる規模のリーダーの取るべき行動が まとめられています。 オイシックスは、生鮮品をネット通販で扱う世界初の会社として、 2000年6月に高島さんが創業しました。 現在では東証マザーズに上場し、従業員数700人を超える企業に 成長しています。 書には、苦難を乗り越え、オイシックスを軌道に乗せた、 これまでの高島さんの経験が詰め込まれて

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  • ビジネスは30秒で話せ!

    満足度★★★ 付箋数:21 書の邦題は『ビジネスは30秒で話せ!』となっていますが、 文中では、「15秒で話す」ことが推奨されています。 15秒というと一般的なテレビコマーシャルの長さです。 その時間の中で、取引先や潜在顧客に伝えるメッセージを 明確にします。 伝えるポイントは次の2つ。 1. 主要なポイントは何か 2. なぜそれが聞き手にとって重要なのか ちなみに、書の15秒プロモーションは以下の通りです。 「『Make Your Point!』(原書タイトル)は、いつでもどこでも ハッキリと簡潔に話せるようになる方法を教えるです。 書に書かれた方法を実行すれば、説得力を高めることができ、 今までよりもさらに尊敬され、出世のスピードもより速く なるでしょう。」 出世のスピードというところが、いかにもアメリカ的ですが、 主要なポイントと読み手のメリットが、まとまっています。 メッ

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  • ペンタゴン式目標達成の技術

    満足度★★★ 付箋数:22 「Proper breathing promotes exceptional life. (呼吸を制するものは、勝負を制す)」 これは、アメリカ合衆国国防総省、 通称ペンタゴンに伝えられる格言です。 普段、無意識で行っている「呼吸」ですが、 実は呼吸法を習得すると、心を平常心に保つことができ、 ストレスや緊張にも強くなり、高いパフォーマンスを 発揮することができるようになります。 ペンタゴンでは、任務の状況に応じで、 複数の呼吸法を使い分ける訓練を行います。 ペンタゴンが呼吸を重視する理由は2つあります。 1つ目は、身体機能の健全化。 呼吸は二酸化炭素を体外に排出するのに不可欠で、 体内毒素の70%は呼吸によって排出されます。 正しい呼吸法をすれば、身体の浄化が進み、血圧や心拍数の 正常化、疲労回復、活力増加などの効能をもたらします。 2つ目の理由は、正しく深い

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  • blog-entry-2356.html

    満足度★★★ 付箋数:24 「世の中には、コミュニケーション能力を磨くためのが たくさん出版されていますが、その多くは “どうしたら上手に しゃべれるようになるか” という内容のものです。 しかし、 “しゃべる” ことはコミュニケーションの 方法の1つであって、それがすべてではありません。(中略) “聞く” ことを中心にしたり、もしくは文章で伝えたりと、 しゃべることに頼らなくても人と上手にコミュニケーションを 取る方法はいくらでもあるのです。」 「しゃべる技術」があるように、「しゃべらない技術」もある。 それが書の主張であり、伝える技術です。 書の著者、石田 健一さんは、かつて人との コミュニケーションが大の苦手でした。 そのことが仕事にも大きく影響し、宣伝担当になった商品も、 プレゼンの下手さが原因で、1ヶ月で担当を外されたことも あったそうです。 そして、長年、内向的な性格に悩

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  • ストーリー思考

    満足度★★★ 付箋数:20 1枚のチャートを描くことで、未来に向けたストーリーで想像し、 夢を現実にするメソッドを解説した。 現実だけにフォーカスしまうと、ありきたりの解決策しか 思い浮かばず、今の状態を根から変えることはできません。 それは、左脳思考に偏ってしまうから。 チャートを描くことで右脳を働かせ、左脳だけでは 思いつかなかった視点で考えることができます。 書で神田昌典さんが紹介するのは、 「フューチャーマッピング」という手法です。 この手法自体は2009年6月に刊行された『全脳思考』で、 既に発表されていたものですが、書ではそのメソッドを 大幅に進化させています。 「書は、知識を得るためのではない。結果を得るためのだ。」 ハリウッド映画でよく使われるパターンで「3幕構成」があります。 主人公のありふれた現実から始まり、一度は挫折して、 どん底の状態を味わいますが、最

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  • blog-entry-2353.html

    満足度★★★ 付箋数:24 「進化」の意味をデジタル大辞泉で引いてみると、 「生物が、周囲の条件やそれ自身の内部の発達によって、 長い間にしだいに変化し、種や属の段階を超えて 新しい生物を生じるなどすること。」と書かれています。 私たちも、比喩として使う「進化」は別にして、 生物学における進化、つまり遺伝子レベルの性質の変化は、 長大な年月をかけて起こるものという認識があります。 しかし、書の著者、マーリーン・ズックさんが、 ハワイ島で発見した新種のコオロギは、わずか5年の間に、 生物学的な進化をとげたものでした。 通常、コオロギのオスはメスを呼ぶ求愛行動として、 翅の発音器をこすり合わせて鳴きます。 オスは鳴いて、メスを引き寄せないことには、 子孫を残せないのです。 しかし、ズックさんらのグループが発見したのは、 鳴かないコオロギでした。 実はハワイ島には、コオロギの天敵のハエがいて、

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  • 努力が勝手に続いてしまう。

    満足度★★★ 付箋数:20 「このの目的は “努力が嫌い”  “続けることが苦手” な人に、 苦しい思いやいやな思いをせずに “努力が勝手に続いてしまう” 仕組みをレクチャーすることです。私自身が実体験で身につけ、 結果を検証したメソッドにプラスして、ケンブリッジで専攻した 心理学視点からの “なぜ、そうなるのか” というアドバイスも 含めて紹介していきます。」 著者の塚さんは、高校時代、偏差値30台で退学寸前の 問題児でしたが、短期間の勉強で同志社大学に合格。 その後、英国・ケンブリッジ大学大学院で心理学を専攻し、 卒業後帰国して、英会話スクールを経営している方です。 その体験談は『偏差値30でもケンブリッジ卒の人生を変える勉強』 で話題になりました。 書は、塚さんの経験をノウハウ面からまとめたもの。 どうしても「努力しなくては」と思ってしまうと、 心理的なハードルが上がってしま

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  • ビジネスに効くスケッチ

    満足度★★★ 付箋数:18 「洞察力を高めたいと思ったら、簡単です。 とにかく、対象物のスケッチをはじめればよろしい。」 人は見ているようで、意外と細かな所は見ていないものです。 いつも見ているはずの自分の腕時計を思い出そうとしても、 細部まで正確に思い出せる人は少ないでしょう。 ましてや、その対象物を見ないでスケッチしようとすると、 全然描けないどころか、恐ろしい別の物体が生まれてしまいます。 だからこそ、『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』 という傑作シリーズが世に出たのです。 普段何気なく見ている状態と、しっかりと見てスケッチ するのでは、観察の度合いが違います。 ですから書の著者、山田雅夫さんは、わかっているつもり になっているモノから新たな発見をし、洞察を得るために、 スケッチすることを推奨しているのです。 「ビジネスでは、まず商品やサービスのイメージを頭に描き、 それを企画

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  • 文章は読むだけで上手くなる

    満足度★★★★ 付箋数:23 「文章は書かなくても上手くなる。文章を読むだけで書く力が 身につき、論旨の明快な説得力のある文章を書くえるようになる」 耳を疑ってしまうようなこの発言。 読むだけで文章が上手くなると言われても、 今まで書くことに苦労してきた人からすると、 簡単には信じられないことかもしれません。 しかし、実際に著者の渋谷和宏さんは、ある方法で文章を読むだけで わかりやすい文章が書けるようになったと言います。 それは一体、どんな方法なのでしょうか? その前に、次の2つの文章を読み比べてみてください。 A 集計方法によってその数には幅があるが、2013年のレジャー白書 によれば、ランニングの愛好家は2450万人に達する。 日のランニング人口はとても多い。およそ国民の5人に1人が 定期的に走っている計算になる。 B 日のランニング人口はとても多い。 集計方法によってその数には幅

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  • 商品を売るな

    満足度★★★ 付箋数:22 なぜ、商品を売ってはいけないのか? 「 “商品を売るな” という書名に “なぜ?” と思って書を 手に取った方も多いはずだ。生活者は広告を中心としたこれまでの マーケティングを無視するようになっている。テレビCMはスキップ され、雑誌や新聞はそもそも購読しなくなった。 代わって生活者の情報収集手段になったのが、インターネットだ。 ただ、インターネットでもバナー広告のように強制的に表示される 宣伝手法は、邪魔なものと見なされ嫌われている。 従来の手法の効果が薄れる中、先進的なマーケッターは 生活者に合わせた新しい手法の必要性に気付いている。 その手法が商品を売らない、コンテンツマーケティングだ。」 書は株式会社イノーバ代表取締役社長、宗像淳(ムナカタ スナオ)さん によるコンテンツマーケティングの解説。 サイズはちょっと大きめ、21 cmx 20.8cmのワ

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  • blog-entry-2318.html

    満足度★★★ 付箋数:20 あなたの会社には、データ分析できる人はいますか? もし、いなければ、書を読んであなたが データ分析できる人になればいい。 データ分析は、一部の専門家や統計に強い理系の人だけが 行うものではありません。 ビジネスに携わる多くの人にとって、有効なビジネスツールの 1つがデータ分析なのです。 書は、データ分析の方法を順を追って、総合的に解説するです。 第1章 ビジネス成功の必須ツール、それが「データ分析」だ! 第2章 データ分析には「手順」がある 第3章 分析に取りかかる前に知っておきたいこと 第4章 データ分析の第1ステップ「データの把握」 第5章 「検索型データ分析」で成果をあげるために 第6章 「目的型データ分析」で「予測のプロ」になる! 第7章 「データ分析」を自社の武器にするために そもそもデータ分析のパターンは、大きく分けると、 たった2種類しかない

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  • 残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

    満足度★★★ 付箋数:24 「私はずっと “キャッシュフローを予測する” ということを 仕事としてきた。(中略) “10年後、20年後のキャッシュフローを引く” こうしたことを 過去40年近くやってきた金融アナリストの立場から、 “これから先” の世界を見通してみたのが書だ。 そこで見えてくる世界は今の若い人たちにとって、ある意味、 残酷なものだ。だからこその残酷な海を泳ぎ切るには “浮輪” や “いかだ” あるいは “帆船” といった装備や武器が 必要だと思う。」 書の著者、岩崎日出俊さんは、日興業銀行を経て、 J.P.モルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズなどの 投資銀行でマネージング・ディレクターとして働き、 現在は経営コンサルタント会社を起業・経営している方です。 キャッシュフローの面から企業の将来を予測し、 長年、投資判断をしてきました。 書では、そんな岩崎さんの未

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  • 本棚にもルールがある

    満足度★★★ 付箋数:22 「長年、読書人生最大の楽しみとしてきた私にとって、 読んだをどうするかは頭を悩ませ続けた問題だった。 取っておくのか、捨てるのか、売るのか。取っておくなら どんな形で取っておくのか。棚に並べるのか、箱に収めるのか、 それともいっそ、私設図書館でも開設するのか。」 、1冊1冊は、それほどスペースを取らなくても、 次から次へと新しいが増えてしまうのが、 読書家に共通する悩みです。 いっそ、はすべて図書館から借りて読むと割り切るのも 一つの方法です。 お金もかからないし、の置き場にも困らない。 しかし、すぐに新しいが読みたくなったり、どうしても手元に 置いておきたいや、書き込みをしたいも出てきますから、 すべてを買わずに済ませることは難しい。 やはり、いつかは「の置き場所」問題に直面します。 書は、『面白い 』などを紹介することで知られる 成

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  • 大前研一 日本の論点 2015~16

    満足度★★★ 付箋数:20 「さて、今の日にとって最大の論点は何だろうか。 種切れのアベノミクス、冷え込んだ中国韓国との関係、 (中略)・・・各論はいくらでもある。しかし論点を整理して 1つに絞るならば、約1000兆円を超える巨大な国家債務をどうするか、 という問題に尽きると私は考える。」 これは、書のプロローグで大前研一さんが語った言葉。 40兆円の税収しかないのに、100兆円の予算を組み続ける日。 過去に積み上げた債務の利払の問題もありますが、 まずは止血をしなければ、債務残高は増え続けるばかりです。 この国家債務問題で、いちばん問題なのが、 日国民の多くがこのことについて、見て見ぬふりをして、 やり過ごしていることと、大前さんは指摘します。 「超倹約か、超増税か、あるいは両方か―。 国家債務問題の解決策はこれしかない。 ところが、そうした正論を真正面から訴える政治家は ほと

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  • なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?

    満足度★★★ 付箋数:21 あなたは、ハードに働くことに価値を置く、 ハードワーカーですか? ここで言う「ハードワーク」とは、健康を犠牲にして 朝から深夜まで長時間働く「ロングワーク」ではありません。 働く時間はそれほど長くなくとも、脳をフルに使って 集中的に働く頭脳労働を指します。 書は、「ハードに仕事をしながらも、心が折れることなく、 仕事を通した幸せを求める人たち」に向けて書かれた。 なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか? これは書のタイトルでもありますが、 その答えは「レジリエンス」が鍛えられているからと、 著者の久世浩司さんは言います。 レジリエンスについて、私は久世さんの前著、 『「レジリエンス」の鍛え方』で初めて知りました。 レジリエンスとは、逆境や困難、強いストレスに直面したときに、 適応する精神力と心理的プロセス。 これは、物事を何でも前向きにとらえるポ

    なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?
  • 合理的なのに愚かな戦略

    満足度★★★★ 付箋数:25 日実業出版社の細野さんに献いただきました。 ありがとうございます。 「一流企業の頭脳明晰であろう経営者が、なぜ、同じ間違えを 繰り返すのか? 米国ビジネススクールの著名な学者によって 書かれた経営書を熱心に読む経営者たちが、 なぜ、誰からも指摘されるような単純な間違いを犯すのか? 理由は簡単です。ほとんどの経営やマーケティング戦略に 関するは、読者が論理的に考え意思決定を下すことを前提として 書かれているからです。 データや資料に基いて戦略を立てるまでは論理の世界です。 でも、それを実行するかどうかの決断は理性だけでは決められません。 過去の経験に基づくひらめきや、成功体験から生まれたしがらみ、 プライドや功名心、執着心といったような要素が大きな影響力を 行使します。優秀な経営者であるからこそ、自分が理性以外の要素で 判断しているとは思ってもみない。 こ

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