6月16日は「父の日」だ。父の日の由来を辿りつつ、私自身の父親観、そして河合隼雄とラピュタの主題歌とストーリーをヒントに、「父親の役割」とは何か少し考えてみたい。 父の日の由来はアメリカにある。南北戦争復員後、妻を亡くし、その後に6人の子どもを男手1つで育てた父親を讃え、その娘である女性が教会の牧師にお願いして、父親の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われている。その翌年の1910年に、最初の父の日の祝典が牧師協会によって行われ、その後いくつかの段階を経て、1972年にアメリカで正式な国の記念日に制定された。父の日は国によってその由来や日にちが異なるが、日本もアメリカと同じ第三日曜日であることから、アメリカの影響を受けたということだろう。 こんな由来なんて実はあまり知らなかったわけだが、話を知ってみて、自分の父親にどこか似た境遇だったように思う。私は5人兄妹だが、12歳
![父の日にラピュタで考える父親の役割](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fc1d0b02ef5996e001fce5626f0aa2979a5f63e5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F02%2F41PKM5V570L._SL160_.jpg)