細かいことだが、Huffington Postに出ている木村幹氏の記事に重大な事実誤認があるので、指摘しておく。彼と大沼保昭氏は、これまでも朝日新聞を擁護する立場から、慰安婦問題と「女性の人権」を混同してきた。 問題の1992年1月11日の記事について、木村氏は「それ自身が如何なる『過誤』をも含んでいない」というが、何をとぼけているのか。誤報サイト(クリックで拡大)が指摘するように、この記事につけられた「挺身隊の名で強制連行」という囲み記事こそが、問題の爆発した原因なのだ。木村氏は 同紙の過去の報道は、単に誤謬を広めた「害」しかなかったのか、それとも従軍慰安婦問題という日韓両国のみならず国際社会においても重要な女性の人権に関わる積極的な問題提起を行うことで、日韓関係や女性の人権問題に関わる何らかの貢献を行ってきたのか。 と書いているが、彼の論拠が失われたことは、今回の朝日自身の記事で明らか