突如発表されたTOEICテストの「出題形式大変更」。学習者にとっては青天の霹靂だろう。改訂のポイントや受験者への影響、新形式の傾向と対策を、TOEIC界のカリスマ3人に聞いてみた。 テクニック先行のタイプは厳しい 改訂の全体的な特徴として挙げられるのは、リスニングとリーディングの境目が薄れたことと、文全体の理解が求められるようになったことの2点だ。 まず、リスニングとリーディングの境目が薄れたとはどういうことか。リーディングのパート7でテキストメッセージやチャットが使われるようになるため、従来のパッセージと比べて非常にカジュアルな表現がリーディングにも登場する。口語表現の攻略がリーディングにも必要になるのだ。 次に、もう一つの特徴である文全体の理解が求められる点だが、その典型的な例はパート6で新たに出題される、空欄に文章を入れる問題だ(従来は単語を入れればよかった)。文全体の流れが理解でき