「次世代のIT基盤で大切なのは、無数のデータをリアルタイム処理する“リアルタイムビッグデータ”と、巨大データの蓄積による“ビッグデータ”。この二つのビッグデータのソリューションをレッドハットはオープンソースソフトウエア(OSS)で提供できる」――。レッドハットの廣川裕司会長は2015年7月9日、東京・千代田のホテルニューオータニで開催中の「IT Japan 2015」(日経BP社主催、10日まで)において、OSSをビジネス活用に生かす重要性を訴えた(写真1)。 廣川氏は、2020年までに、次世代のIT基盤において「インフラ」「開発」「ITとビジネスの融合」の3分野で「激震とも言える変化が起こる」とする。1991年のLinux誕生に始まるOSSの歴史を振り返り、「かつてのOSSは商用ソフトの代替製品としての性格が強かった。ところが今はOSSが革新の母体だ」とする。その事例として、インフラ面で
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