東芝の不適切会計処理問題、と言うより実質的には粉飾決算だが、町田徹氏が「現代ビジネス」に書いている「ニュースの真相」が興味深い。題して「膨らんだ『のれん代』1兆円超、東芝がひた隠す『原発事業の不都合な真実』」>。 東芝が事態究明のために設置した「第三者委員会」は、歴代社長3人が部下に無理な利益計上を強いたことが粉飾の引き金になったと指摘。西田厚聡(前々社長=現相談役)、佐々木則夫(前社長=副会長)、田中久雄(現社長)の歴代社長3人が引責辞任した。 しかし、町田氏は第三者委員会の調査にのみ取材を集中し、第三者委員会の姿勢そのものを問題にしないマスコミの姿勢は「危うい、これでは全容解明は覚束ない」と批判する。 第三者委員会が粉飾決算疑惑の調査の対象期間を5年に限定し、調査対象の不正をコスト(損失)の翌期以降への先送りだけに絞り込んでいると報じているにもかかわらず、それ自体を問題として追及する姿
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