この本は「Every Book Is a Startup」という出版ビジネス実務書。完成したパートから電子書籍版として刊行していき、当初の価格は4.99ドル(約390円)。以後、完成に近づくにつれ価格を上げていくが、初回購入者は以後のアップデートはすべて無料で入手できるので、ある種“金融デリバティブ”的な価格決定モデルともいえる。最終的に完成した紙書籍版は24.99ドル(約2000円)になる予定。 同書の紹介ページでは、「早く刊行、頻繁に刊行」といった手法を自社自身で実践すると説明して、読者からの意見を募って反映していくとしている。 なお、日本では講談社からリリースされた吉本佳生氏のiOS向け電子書籍アプリ「マクドナルドはなぜケータイで安売りを始めたのか?【リッチ版】」が同様の施策を取り入れている。 関連記事 オライリー、自社電子書籍のDRMフリー化を宣言 オライリー・ジャパンは、同社が販