
Novel Projects 社は現地時間の 8 月 16 日、書籍レコメンドサイト「Booklamp」を正式オープンしたことを発表した (hon.jpの記事より) 。 もともとこのサイトは、代表の Aaron Stanton 氏のブログ「CanGoogleHearMe.com」の中で生まれた開発プロジェクトで、これまで愉しんだ本と似通ったテーマや執筆スタイルを持つ本を探すための、手助けをするサイトとして、2008 年 3 月 10 日からベータ公開していたものだった。それぞれの本は特に言語やテーマ、それにキャラクターについて分析や比較をされ、本の持つ「遺伝構造」を解析されるそうだ (詳しくはthe Book Genome Projectを参照) 。 解析された「本の DNA」は、言葉のモーション・密度・ペースなど 5 つの要素が棒グラフによって表示される。また「ストーリー DNA」として
P.83 「成功するには、成功するまで決して諦めないこと」───これは、アメリカで鉄鋼会社を創業し、成功を収めたアンドリュー・カーネギー氏の残した言葉です。本田宗一郎も「最後まで諦めなかった人間が成功しているのである」と社員によく語っていたといいます。どちらも、諦めずに継続して行動し続けることは、成功のための重要な要素であることを示唆していますが、彼らのように大きな成功を手にした著名人でなくても、みなさんの周囲の成果を上げている人には、この「成功するまでやり続ける」という行動特性があるのではないでしょうか? 評価 : (5.0点) ラモーンズの熱烈なファンであり、ジョニー・ラモーンの友人であった著者の臨場感ありまくりの描写がすばらしい!! そして、いつのまにか著者の目になって読みすすんでいると、まるでジョニーが自分に語りかけてくるような……これってなんてバンドマンゲーム。 ページを繰りなが
私の趣味はボードゲームで、休日には友だちと集まってわいわい遊んでいる。 ボードゲームはいい。まずカネがかからない。そして一晩中でも遊んでいられる。学生、サラリーマン、フリーター、派遣、ニートetc... かなりヘテロな仲間たちがゲームひとつで仲良くなれる。 あれは友人宅でドミニオン合宿を開いたときのことだ。その家の本棚のすばらしさに目を奪われた。 ◆ その友人は――自分より一回り以上年上の人を「友人」と書くのは抵抗があるけれど、四十路を回ったばかりのイケメンなおっさんで、職業はデザイン関係、国立K大学の出身であり今はフリーランスで活躍している。広々とした一戸建てに暮らし、小学生の子供が二人。絵に描いたようなリア充だ。爆発すればいいのに。家の内装は彼自身の手でデザインしたという。 そして、本棚があまりにも理想的だった。 腰ぐらいの高さの本棚が、リビングの壁の一面に沿って並んでいた。薄くて固い
昨日、「本って前から読めばタクソ、後ろから読めばフォクソだね」って書いたんだけど、なんでそんなこと書いたかって言うと、ちょっと「違和感」を抱えたまま、年越したから。大晦日、除夜の鐘(http://www.jodo.or.jp/joya/)を60回くらいつっついてみたけど、「違和感」は消えんかった。 その「違和感」の源といえば、 三上さんが2006年12月29日に書いたこれ。http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20061229/1167384532 本を読むことは非常に複雑な経験であると感じている。普通の「本を読む」のイメージは全文検索に近いかもしれないが、・・・ とあって、何かがひっかかる、ってな気持ちになった。 年明けて、除夜の鐘を残り48回つっつきながら、いろいろ考えた末、こーいうことになった。 「パソコンにとって、全文検索ってのは、普通に本を読む*1こと
小山内株式会社とネットリーチは12月7日、ソーシャルリーディングサイト「booklook(ブックルック)」をFacebookアプリとして提供開始したことを発表した。 「booklook」で提供されるサービスは、論文作成などで引用した書籍や参考にした書籍のページ番号やコメントを保管し、この情報を自身だけではなく他のユーザーに対しても容易に検索・参照・利用を可能にするというもの。 このサービスは主に大学生や大学院生が想定利用者層として位置付けられており、「通信制の学校で利用すれば、ほとんど会う機会のない学生同士が共通の話題でつながることができ、楽しく勉強することができ、励みにもなる」という。 なお、同サービスの利用料は無料だがFacebookのアカウントが必要になる。 「booklook」 「booklook」の概要
親の想像を超える子どもの電子書籍利用率 まだ電子書籍が今ほど普及していなかった時代を過ごした親と、その子どもの間で電子書籍に対する考えはどの程度異なるのか――アスキー総合研究所とつばさ図書委員会が10月22日に発表した「子ども電子書籍調査」の調査結果で、それが明らかになった。 同調査は、9月に東京学芸大学で開催された「2010 青少年のための科学の祭典 東京大会」で、つばさ図書委員会の展示に来場した親子を対象としたもの。有効回答数は子ども265人、大人(親)126人。 調査結果によると、子どもが電子書籍を利用している/したことがあると答えた親は全体の1.2%。これに対し、利用したことがあると答えた子どもは全体の12.8%と親の想像を大きく上回っている。友人宅や学校などで、パソコン、携帯電話、ニンテンドーDSなどの端末に触れていることが、この乖離(かいり)につながったとみられる。なお、親の、
ページ上に読者の感想や、ディスカッション、そして読まれている文章の傾向が分かるというのは電子書籍のひとつの読み方としておもしろいと思います。しかし、それは様々ある読書スタイルのほんの一部にマッチした提案です。読書は基本的に『一人旅』に近いと感じています。読書という旅の経験を人と共有することはあると思いますが、それは読書する前後であって読書している最中に思いを共有することはさほどないような気がしています。読んでいる瞬間に生まれる読者と作者 (書籍) の一対一の関係が読書をまた特別なものにしていますし、そのときの体験を共有する楽しさはあると思います。 読書を一人旅と例えるのであれば、読書の最中の演出・機能はむしろ邪魔な存在かもしれませんし、それだけが電子書籍の魅力だとすると今の読書の体験とズレているのではないでしょうか。 ノンフィクションやハウツー本だと同時に他の読者の様子が分かるというのは有
iPadを利用するようになってから、電子書籍というものを実際に何冊か読んでみた。意外にも紙の本と同じ感覚で引き込まれて、最後まで読書することが出来た。これは、iPadが極めて本の特性に近い感覚を作り出している為と考えた。 それでは、本の特性とは何か?と考えると、あまりにも身近過ぎて、空気のように当り前の存在で、その特性がなかなか思い浮かばないことに気付く。これはヨハネス・グーテンベルクの活版印刷以降、5世紀以上にわたって洗練され続けてきた「本」というシステムのUIが非常に優れている証拠と思える。当然のように感じて、誰もが何の迷いもなく使える仕組みは優れているのだ。 参考:お知らせ : 講談社「おもしろくて、ためになる」出版を 改めて、本の基本性能を絞り出してみた。(これ以外にもあるかもしれない) ディスプレイ性能 最低でも300dpi以上の超高解像度。かなり小さな文字でも、にじみなく判読で
電子書籍だ黒船だと騒ぐ人、まぁ餅つけ。いまに始まった話でもなし、シャルチエ師匠と考えてみよう。 ロジェ・シャルチエは、フランスの歴史学者。写本から印刷物まで、「記されたもの」の浸透が社会に与えた影響を検証し、どのように新たな思考様式生み出していったかをテーマに、多数の研究成果を発表している。紙から画面に代わるとき、どんな変化が起きるのかを、十年・百年単位で考えるのに良いかと。ドッグイヤーじゃなく、腰をつけて。 実はシャルチエ師匠、9月7日に国会図書館で講演をする。タイトルは、「本とは何か。古代のメタファー、啓蒙時代の諸概念、デジタルの現実」。さらに福井憲彦氏と長尾真氏を交えて鼎談をするので、腰をつけて考える人にはうってつけ。わたしは申し込んだけど、先着順らしいのでお早めに↓ 国民読書年記念ロジェ・シャルチエ氏講演会「本と読書、その歴史と未来」 そこで、予習のつもりの一冊目が「書物の秩序」。
Reading in a Whole New Way As digital screens proliferate and people move from print to pixel, how will the act of reading change? Kevin Kelly worries devices like Apple's iPad, shown here with Smithsonian's first cover, nurtures action over contemplation. Brendan McCabe, SI America was founded on the written word. Its roots spring from documents—the Constitution, the Declaration of Independence a
著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "A New Way of Reading" の日本語訳である。 新しい読書の方法 A New Way of Reading スミソニアン・マガジンの2010年8月号(40周年記念号)に私は記事を書いている。この雑誌では未来の展望を40人に依頼した。私は読書の未来について書いたところ、"Reading in a Whole New Way"(全く新しい読書の方法)という題名で掲載された。 その抜粋を以下に示す。 それを読むのに必要なものは目だけではない。本を読んでいるときに最も活発な身体の動きは、ページをめくること、あるいはページの隅を折り曲げて目印を作る程度である。しかし、画面を読む場合には、人間の身体を必要とする。タッチスクリーンは、絶え間なく指の接触に反応する。ゲ
小特集 諸外国の読書推進活動 中国の読書推進運動―知識基盤の向上をめざして― 中国出版科学研究所が実施している国民読書調査によると、2008年の中国の成人の書籍読書率は49.3%で、1人当たりの1年間の読書冊数は平均4.72冊である。都市と農村では読書量に顕著な差があり、例えば雑誌の年間平均読書冊数は、都市住民の11.8冊に対し、農村住民は5.5冊である(1)。中国では、著しい経済発展を続ける都市の住民と、開発から取り残された農村の農民や出稼ぎ農民との経済格差が大きな問題となっており、読書推進活動は都市の図書館にとどまらず、農村や出版業界も巻き込んで幅広く進められている。中国の読書推進活動に関する政府の方針、およびその方針を受けて公共図書館や各地方で行われている取り組みについて紹介したい。 1. 政府の方針 1997年1月に中国共産党中央宣伝部、文化部、新聞出版署など9部門が共同で発布し
いろいろ本ブログに書くべきことが沢山あるような気がしますが、復活しやすさを優先して取り上げやすい話題から書いていこうと思います。 先日、知的コミュニティ基盤センター公開シンポジウム「現代出版研究の視座」に出かけました。当日にはTwitter上でid:min2-fly さんと私が実況していたのでそれを見ていた方もいらっしゃるかと思います。電子書籍について、雑誌業界や学術出版業界など様々な視点から論議する点で面白い催しだったと思います。質疑応答でも出ていましたが、多くの方はおそらく電子書籍の台頭によって出版業界の構造がどう変わるのかが気になったかと思います。 しかし、私が特に気にかかったのは登壇者の影浦峡先生による「そもそも読書とは何か」という問いのほうでした。多くの人は「読書」という体験についてあまり追究せず、電子書籍について論じているように思います。そもそも活字が氾濫している現代において、
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