「大丈夫か日本財政」のシリーズは、1月25日の記事で4回まで進んでいました。すみません、その4、とすべき連番がその3になっていましたので、今回はその5です。 ところが、クロちゃんのマイナス金利導入と、その後の世界の株式暴落で、マイナス金利に関するミニシリーズとアメリカは大丈夫かのミニシリーズに逸れてしまいました。 今回から大きなテーマである「大丈夫か日本財政」に復帰します。まず、これまでのレビューからです。 最初に、私が過去に示した日本財政破綻のメインシナリオは2つあるという話から始まりました。 「円安シナリオ」と「 政府債務の家計資産超過シナリオ」です。 これら2つとも、いまのところ深刻な様相からはほど遠く、財政問題は忘れ去られているような状況です。いったいどこが見込み違いだったのか。2つのうち政府債務についての話題からスタートしました。そのシナリオを図式すると、 貯蓄率低下+高齢者増加