PEN Fシリーズについて 1963-66年(PEN F)、1966-70年(PEN F)発売。オリンパスの天才設計者の手になる、ハーフ判(18×24mm)用一眼レフ。 ハーフサイズ専用設計の一眼レフとしては、京セラ「サムライ」と、これしか聞いたことがない。 ビューファインダー式の普及機「OLYMPUS PEN」シリーズで成功を収めたオリンパスが、勢いに乗ってフルラインナップで繰り出したシステムカメラで、「PEN」シリーズや、「OM」シリーズ、「XA」シリーズの主設計者として有名な米谷 美久(まいたに よしひさ)氏が企画・設計のまとめを担当している。 カメラというものは、チームで設計するもので、日本だけではなく例えばドイツのカメラでも、設計者・開発主査の名前が前面に出てくることはほとんどない。初期型ライカ(オスカー・バルナック)、コンタックス�T(ハインツ・キュッペンベンダー)、