「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」の報告 2012年1月10日付けで,「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」の報告が文化庁のウェブサイトで公表された。この会議は,2010年6月に取りまとめられた「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会報告」(E1066参照)を受けて設置されたもので,(1)デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方に関する事項,(2)出版物の権利処理の円滑化に関する事項,(3)出版者への権利付与に関する事項,の3点について,著作者,出版関係者,図書館関係者,配信事業者,有識者等により,2010年11月以降,計14回の検討が行われ,報告がまとめられた。 (1)の「デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方」に関しては,図書館の役割が今後更に重要になってくるとした上で,国立国会図書館で
![E1259 – 「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」の報告](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7cab7903e416b2fdf7371adec7e411f5c8034d8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcurrent.ndl.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F09%2FOGP.png)