「週刊SPA!」(2010年6月1日号)の特集は、「出版崩壊!? 現場マル秘レポート」でした。「崩壊」といえば、だいぶ前から崩壊しているような気がするので、なにをいまさらとは思います。それでも、電子書籍がらみの記事があるので、読んでみました。 特集の内容を超訳すると、こうなります。第一に、出版の売上は下がり続けているが、上がる要素はないこと。第二に、それでも現状の取次システムでは、とりあえず本を出せば一時的にお金が入るので、発行点数は増え続けていること。第三に、売上減で点数増加なので、現場で働く人の労働条件が劣悪になっていること、など。 そして、第四に、iPadやキンドルといった「電子ブックリーダー」の普及と「コンテンツ」(本のデータなど)の増加により、「本と本を取りまく世界は、確実に変容のときを迎えようとしている」という言葉で特集は結ばれています。 第一から第三の点については、拙ブログで