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ブックマーク / www.dinf.ne.jp (174)

  • 電子書籍(EPUB 3)によってプリントディスアビリティに対処するための標準化動向

    慶應義塾大学 村田 真 1. はじめに 紙の印刷物を読むことを困難にする障害をプリントディスアビリティという。視覚障害や学習障害はこれに含まれる。 プリントディスアビリティを抱えた人に紙の書籍は読めないが、電子書籍は読める可能性がある。電子書籍なら、その人の特性に応じたやり方で情報を提示することができる。例えば、文字の大きさを変える、色を変える、音声で読み上げることができる。情報の提示方法を工夫すれば読めなかったものが読めるようになることはDAISY教科書などのプロジェクトによって実証されてきた。 アクセシブルな電子書籍によってプリントディスアビリティに対処することは、社会的合意となりつつある。EUが公布したEuropean Accessibility Act(2019)は電子書籍電子書籍リーダ・電子書店がプリントディスアビリティに対処することを義務付けている。日読書バリアフリー法(

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    kzakza 2020/03/18
  • 数式

    デジタル録音図書(DTB)では、MathMLによって数式を表示し、各ユーザーが幅広いスピーチオプションを提供する読み上げシステムを利用するのが最善のソルーションである。視覚障害がある専門家や学生、そして目が見える専門家や学生を対象として実施されるすべての試験では、音声により数式を表現するソルーションは、結局のところ、個人の読みのスタイルと、教育現場における教授法および学生の学習スタイルの、両方に適したさまざまなスタイルの提供という問題に行きつくことになる。数式の音声表現では、いかなる単独のスタイルあるいは方法も、すべての状況に対応することはできない。このため、MathMLあるいは(読者によっては)LaTeXを使用して数式を一義的な形で表示し、それをさらにさまざまなスタイルの音声へと変換できるようにすることが、好ましい方法であろう。 MathMLによって表示される数式MathMLは、執筆者に

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    kzakza 2019/11/07
  • アクセス委員会、スタンダード案及びガイドライン案を策定

    アメリカ障害者法(ADA)建物・施設アクセシビリティ・ガイドライン、通信法アクセシビリティ・ガイドライン、電子情報技術のアクセシビリティ・スタンダード出典:アクセス委員会[注1]のウェブサイトhttp://www.access-board.gov/sec508/refresh/notice.htmより抜粋 「連邦公報」 2010年3月22日発表予定 36 CFR Part 1191、1193および1194 [整理番号2010-1] RIN 3014-AA37 政府機関: 建設・輸送障害問題解決協議委員会(Architectural and Transportation Barriers Compliance Board) 措置: 規則作成先行公示 概要建設・輸送障害問題解決協議委員会(アクセス委員会)は、「規則作成先行公示(ANPRM)」を発表し、電子情報技術に関するスタンダードおよび通信

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    kzakza 2019/09/02
    “ADAAG”
  • 日本における英語点字の表記について

    2015年9月1日 日点字委員会 《html版への注》 点字の符号を表すには、点の番号を1マスずつ角カッコに囲んで示す。例えば、仮名の「ガ」は「[5] [16]」。マスあけは「□」で示す。 II. 4.の(4)と(5)では、語例にオリジナル版にはない説明を付記したところがある。 はじめに 英米を含む英語圏8カ国では、点字の表記法を統一英語点字(Unified English Braille: UEB)へ移行する取り組みが進んでいる。日英語点字は、長年アメリカ式の表記(English Braille American Edition: EBAE)に準拠してきた経緯から、日での扱いが課題となった。 日点字委員会は、2014年5月31日・6月1日の第50回総会において、UEBの日への導入に関わる問題点を討議し、その後1年間、日での表記をどのようにするかの詳細を検討するため、英語点字

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    kzakza 2019/04/08
  • 読む権利同盟(Reading Rights Coalition)、誰もが電子書籍を利用できるよう、著作者に許諾を要請

    読む権利同盟(Reading Rights Coalition)、誰もが電子書籍を利用できるよう、著作者に許諾を要請 2009年3月30日 即時発表用 問合せ先: 全米盲人連合(National Federation of the Blind) 広報部長(Director of Public Relations) クリス・ダニエルセン(Chris Danielsen) (410)659-9314 内線2330 (410)262-1281(携帯電話) cdanielsen@nfb.org 読む権利同盟(Reading Rights Coalition)、誰もが電子書籍を利用できるよう、著作者に許諾を要請 作家協会(Authors Guild)部にて啓蒙のための抗議行動実施へ ニューヨーク市(New York City)(2009年3月30日):印刷字を読めない障害がある人々を代表する読む権

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    kzakza 2019/03/02
  • 読書権運動の起源―明治期の点字雑誌に見る点字図書館創設への願い―

    著作権法改正と障害者サービス 第5回 読書権運動の起源―明治期の点字雑誌に見る点字図書館創設への願い― 大橋由昌 はじめに 昨年の2010年は、国民読書年ということで、各地で種々の催し物が企画実施されました。視覚障がい者の世界においては、残念ながら「読書年」自体はあまり話題になりませんでしたが、くしくも1月から改正著作権法の施行により、特に37条の解釈及び対応をめぐって、結果的には「読書問題」がクローズアップされた1年だったといえます。改正法により、学校図書館における障がい(児)者へのサービスの拡大が期待されています。今回は、教育現場の読書または学習環境の充実を、いかに障がい当事者が強く求めてきたのか、実例を示しながら、今後の学校図書館のあり方に触れてみます。 1.一次資料としての「点字文献」 明治・大正期における視覚障がい者の読書環境や、生活実態を知る貴重な資料のひとつに、点字雑誌『六星

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    kzakza 2017/11/18
  • 日本DAISYコンソーシアム・河村宏会長の講演録「生涯、情報にアクセスできる社会を目指して」(2017年2月17日)

    ICT CONNECT 21 イベント 2017年2月17日(金) 場所:インプレスグループセミナールーム 主催:ICT CONNECT 21 講演会告知:https://ictconnect21.jp/recruit-and-events/event2017_01/ 司会/ 我々ICTコネクトというのは、様々なICTの団体企業及び省庁をつなげることを目的とした団体です。 今回の企画、情報のアクセシビリティをテーマにしたのは今日、いらっしゃっている皆さまの所属が多岐にわたっていること、河村先生が図書館関係に詳しい方ですし、アクセシビリティの活動でも多岐にわたっているということで、いらしている方同士、名刺交換などしていただければつながりも増えると思っています。 今日は当会の赤堀会長がいらしているので挨拶を。1分お時間いただければ。 赤堀/ 今日は日DAISYコンソーシアムの河村先生をお招き

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    kzakza 2017/07/06
  • DAISY Farm

    概要 DAISY FarmはテキストDAISY3図書の作成ツールです。 簡単な文法規則で記述したテキストファイルからテキストDAISY3図書のデータ一式を作成できます。 テキストDAISY3の図書には画像を含めることも可能です。 動作環境 Windows XP (SP3以降) 32bitのみ Windows Vista 32bit/64bit Windows 7 32bit/64bit Windows 8 32bit/64bit ダウンロード DAISY Farmをダウンロードする サポートについて DAISY Farmは当協会より無償で配布しているソフトウェアです。ご使用に関してのサポートは一切いたしておりませんのでご了承ください。

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    kzakza 2017/06/16
  • マルチメディアDAISY教科書製作にあたってのガイドライン

    ENJOY・DAISY Digital Accessible Information SYstem 読めるって楽しい! 全ての人が同じ情報をシェアすることが出来ます。 目次 技術的な課題 規格の意義 理想的な方針 デイジー教科書製作ボランティアの技術的な課題 再生ソフト 録音 利用者の個別のニーズへの対応 製作 アップロード 修正作業 レイアウト その他 DAISY教科書の製作に活用されているバリデータ、ルビ付加ツール、製作ツールと、課題についてのリスト バリデータ ルビ 製作ツール 技術的な課題 現状のデイジー教科書製作の技術的な課題の原因として、主に次のものが挙げられます。 教科書が紙への印刷を前提として製作されているため、並べる順番等の判断が難しいです。 → 教科書製作の初期の段階から構造化を意識することで改善されます。 提供されているデータがDAISY化を想定したものではなく、PD

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    kzakza 2017/06/09
  • https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/guideline/20170301_guideline/guideline.pdf

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    kzakza 2017/05/26
  • 図書館等のためのわかりやすい情報・資料ガイドライン普及セミナー

    日時:12月2日(金)13:30-16:30 場所:日図書館協会2階研修室(東京都中央区新川1-11-14) 主催:公益財団法人日障害者リハビリテーション協会 共催:公益社団法人日図書館協会 助成:大阪府民共済生活協同組合 目次 プログラム 開会挨拶 福母 淳治(公益財団法人日障害者リハビリテーション協会常務理事) 講演「日におけるわかりやすい情報・資料ガイドラインの目的と意義」 野村美佐子(国際図書館連盟 特別なニーズがある人々を対象とした図書館サービス分科会(IFLA-LSN)常任委員会議長 / 日図書館協会 障害者サービス委員会 委員) パネル討論 ―わかりやすい情報・資料ガイドライン作成の視点― 座長    河村宏(NPO 法人支援技術開発機構 副理事長) パネリスト ガイドライン作成委員会委員 野村美佐子 野口武悟(専修大学文学部 教授 / 日図書館協会 障害者サー

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    kzakza 2017/04/14
  • 国際シンポジウム -デジタル教科書のアクセシビリティ-

    DAISYを開発し、EPUBのアクセシビリティ開発の中心を担う国際DAISYコンソーシアムの理事会を日DAISYコンソーシアムがホストして東京で開催する機会をとらえて、障害のある児童生徒が使えるアクセシブルなデジタル版教科書について、特に日に参考になると思われる海外スピーカーから最新の状況の報告を得て、日においてインクルーシブ教育を推進するための教科書・教材の在り方を探る機会にしたいと思います。 日時:2016年11月18日13:30~16:30 場所:日財団ビル 大会議室(東京都港区赤坂1丁目2番2号日財団ビル) 主催:文部科学省委託事業「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究事業」 日障害者リハビリテーション協会、日財団、日DAISYコンソーシアム 後援:一般社団法人教科書協会、日電子出版協会、ICT CONNECT 21 会議言語:日語および英語(日英同時通

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    kzakza 2017/03/17
    DAISYコンソーシアム理事会が日本で開催されるのにあわせて開催された11月のシンポの文字起こし。行きたくても行けなかったのでありがたい。
  • IFLA小冊子 すべての人にアクセスとチャンスを-国連2030アジェンダに図書館はどう貢献するのか-

    国連2030アジェンダに図書館はどう貢献するのか 国際図書館連盟 持続可能な開発目標:世界を変えるための17の目標 国連2030アジェンダを背景として、国際図書館連盟(IFLA)は、情報通信技術(ICTs)の利用可能性に支えられた、社会全体における情報と知識へのアクセスの増進が、持続可能な開発を後押しし、人々の生活を向上させると信じています。 2015年9月 国連加盟国は「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための 2030 アジェンダ(国連2030アジェンダ)」を採択しました。 新たな国連2030アジェンダは、経済、環境及び社会の開発をめぐる17 の持続可能な開発目標(SDGs)の包摂的で統合的な枠組です。このアジェンダを達成することで、誰一人取り残される人はいなくなるでしょう。図書館はこれらの目標の達成を助ける重要な機関なのです。 情報への公共アクセスにより、人々は十分な情報に基づい

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    kzakza 2016/12/27
  • ジョージ・カーシャー氏(RFB&D、DAISYコンソーシアム)講演

    講演会”スウェーデンとアメリカにおける「読みに障害がある人々」への情報サービス”ジョージ・カーシャー氏(RFB & D、DAISYコンソーシアム)講演 このたびは、お招きありがとうございました。 来日はいつも楽しみです。日は二つの役割を果たします。RFB&D、もうひとつは、DAISYコンソーシアムとしての一員としてです。 まず私のもともとのRFB&Dについて、ご紹介します。この組織は非営利団体です。国の教育図書館として機能していて、特に視覚障害者と印刷字の読めない障害を持つ人たちを対象に活動しています。九万冊を超える蔵書をもっていて、学生や学校から連絡があると、コピーを作って送ります。リクエストに応じてコピーを作ります。設立は1948年で、当初はレコーディングフォーザブラインドと呼ばれてました。次第に盲ではないのですが、他の障害があるため、が読めない人たちにたいしてサービスを提供し始め

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    kzakza 2016/12/17
  • マラケシュ通知No.21 視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するためのマラケシュ条約(仮称)

    マラケシュ通知No.21 視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するためのマラケシュ条約(仮称) 発効 世界知的所有権機関(WIPO)の事務局長は、外務大臣に敬意を表し、視覚障害者等の発行された著作物へのアクセスを促進するためのマラケシュ条約(仮称)(*訳注1)が、20か国目の批准または加入から3か月後である 2016年9月30日 に発効することを謹んで通知する。 このことに関し、条約の批准書または加入書は、以下の通り寄託されたことを付記する。 2014年6月24日 インド 2014年10月1日 エルサルバドル共和国 2014年10月15日 アラブ首長国連邦 2014年12月1日 ウルグアイ東方共和国 2014年12月16日 マリ共和国 2015年1月20日 パラグアイ共和国 2015年3月30日 シンガポール共和国 2015年4月1日 アルゼンチン共和国 2015年7月29日

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    kzakza 2016/12/17
  • WIPO事務局長、マラケシュ条約発効に際し、視覚障害のある人と国際社会に向けて成功を祝福

    ジュネーブ 2016年9月30日 PR/2016/794 フランシス・ガリWIPO事務局長は、世界中の視覚障害及びその他のプリントディスアビリティのある人に役立つ、特別に改良されたテキストの数の増加を今後可能にする、マラケシュ条約の発効を歓迎した。 この「視覚障害のある人のための書籍」に関する条約は、必要とされていたWIPO加盟国20カ国による批准または加入を得てから3ヵ月後となる2016年9月30日に発効された。 動画:事務局長からのメッセージ-You Tubeで視聴(英語) 「これは、世界中の視覚障害のある人にとって、すばらしい日です。今日から、彼らが使用できるように特別に作成されたテキストの数が増え、その恩恵を受けられるようになるからです」とフランシス・ガリWIPO事務局長は語った。「また、これは多国間協調主義と国際社会にとっても重要な勝利であり、一致団結して世界中の人々の生活を向上

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    kzakza 2016/12/17
  • International Organizations

    The Story of DAISYIngar Beckman Hirschfeldt Beatrice Christensen Skold Swedish Library Of Talking Books and Braille, TPB This presentation is based on an essay by Ingar Beckman Hirschfeldt, former Chief Executive of The Swedish Library of Talking Books and Braille, TPB. The essay was Ingar's contribution to a book published in connection with the 50th anniversary of the talking book in Sweden in 2

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    kzakza 2016/12/12
  • 障害者への情報支援普及・啓発シンポジウム【基調講演レジメ】

    平成18 年度 DAISY を中心とした情報支援普及啓発事業 障害者への情報支援普及・啓発シンポジウム -DAISY を中心として-【基調講演レジメ】「D A I S Y は何を解決すべきか― 歴史と展望―」 河村宏 ( 国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害福祉研究部長) DAISYは誰が何のために開発したのか IFLA/SLBデジタル録音図書シンポジウム(1986年8月) トロント会議(1995年4月) DAISYコンソーシアム設立(1996年5月) 国際評価試験(1996-98年) シグツナ会議(1997年6月) W3C SMIL (1998年8月) DAISY 2.0 (1998年9月) Print Disabilitiesと著作権法 DAISYの技術 何のための国際標準か これからのDAISY 資料.I F L A 関係年表( 河村、暫定版) 8 0 年 米国議会図

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    kzakza 2016/12/11
  • 障害こと始め-障害を表す英語の表記

    寺島彰 今回は、英語圏における障害を表す表記についての議論と最近の状況を簡単に紹介します。 ハンディキャップ(handicap)障害とジャーナリズムに関するナショナル・センター(National Center on Disability and Journalism)が1992年に発表した「メディアにおいて障害を表現する際のガイドライン」では、障害者を表現する際にハンディキャップ(handicapped)を使わずにディスアビリティ(disability)を使用することが推奨されています。この言葉が使われない理由は、cap in hand(手に帽子を持つ)、すなわち、物乞いを連想させるからだと言われています。 歴史的に見ると、17世紀半ばにイギリスのロンドンで生まれたhand in cap(帽子の中に手を入れる)という強弱の差をあらかじめ調整したゲームが語源で、それが、18世紀半ばに競馬で、

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    kzakza 2016/08/31
  • IFLA年次大会2016 LSNセッション

    第82回 IFLA(国際図書館連盟)年次大会2016 アメリカ合衆国・オハイオ州コロンバス 「ホームレスを経験している人への図書館サービスのガイドライン:概要と事例」 主催:特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN) 日時: 2016年8月16日 13:45~15:45 場所: グレーター・コロンバス・コンベンション・センター C210-212 プログラム セッションリーダー: ナンシー・ボルト(Nancy Bolt)、野村美佐子 ・開会の辞、発表者の紹介、モデレーターのナンシー・ボルトの紹介 野村美佐子 ・「ホームレスを経験している人への図書館サービスガイドライン草案の概要」 アメリカ テネシー大学 博士研究員 ジュリー・アン・ウィンケルシュタイン (Julie Ann Winkelstein) ・ビデオ発表「ホームレスを経験している人への図書館サービスについて利用者は

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    kzakza 2016/08/31