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書評に関するmario272のブックマーク (576)

  • 日本経済を「見通す」力

    満足度★★★ 付箋数:22 伊藤 アベノミクスの三の矢の、一番目の矢(大胆な金融政策) と2番目の矢(機動的な財政政策)は、もう放たれました。 (中略)そこで、いま注目が集まっているのが、 第三の矢である「民間投資を喚起する成長戦略」です。 この第三の矢は、誤解している人が多いようなので、 ちょっと質問してみましょう。 第三の矢は、成長戦略だと思っている人、どれくらいいますか。 受講生 はい。成長戦略という名前がついているのですから。 伊藤 実は、これは×なのです。 罰ゲームはありませんから安心してください。 書は、安倍政権の経済財政諮問会議民間議員を務める、 東京大学大学院経済学研究科教授の伊藤元重さんが、 行った講義をまとめたもの。 2014年10月から11月にかけて慶應丸の内シティキャンパスで、 少人数のビジネスパーソン向けに行われた講義です。 これからのビジネスでは、目先の仕事

    日本経済を「見通す」力
  • 『成功する人は、2時間しか働かない』ジョシュ・デイヴィス・著 vol.4016‏ | 「ビジネスブックマラソン」バックナンバーズ

  • 文系の壁

    満足度★★★ 付箋数:21 「この対談集は若い世代の人たちと議論をした報告である。 さまざまな会合に出てふと気づく。 居合わせた人の中で自分が最年長だ、と。 自分が歳をとったことを、しみじみと感じる。 対談の背景は、いわゆる理科系の思考で、文科系とされる問題を 考えたらどうなるだろうか、ということだった。」 書は養老孟司さんと4人の理系人との対談集。 若い世代というのは、養老さんから見てなので、 世間一般から見て若いかどうかは微妙なところです。 対談の相手と、対談のテーマは次の通りです。 第1章 理系と文系 ― 論理と言葉 対談者は、工学博士で、『すべてがFになる』などの 理系ミステリーで知られる作家の森博嗣さん。 第2章 他者の現実を実体験する技術で、人類の認知は進化する 対談者は、理研の適応知性研究チームのチームリーダーで、 スマホとダンボールケースで手軽に手軽にバーチャルリアリティ

    文系の壁
  • 『数学の大統一に挑む』こんな私でも数学を好きになれますか? - HONZ

    数学なんて勉強する人たちは、いったい何者なのだろう。」ノンフィクションの中でも、私が挫折した数ナンバーワンは数学である。目に見えない概念にめっぽう弱いため、数式に拒否反応が出てしまう。しかし、私のこの意見に「同感!」と思った人にこそ、是非とも読んでもらいたい一冊だ。 著者であるエドワード・フレンケル氏が数学者として自分を見出したのは、石油ガス研究所(日でいうところの工業大学)に入学して間もないころだった。学校でもっとも尊敬される教授が声をかけてきた。「数学の問題を解いてみたいと思わないかね。」 与えられた問題は「ブレイド(組み紐)群」といって、「世界中の誰ひとりとして、まだ手に入れていないもの」であったにもかかわらず、誰も予期していなかった別の抜け道を発見し、著者は不意に答えを得ることになる。以下の文は、「わたしが数学者になった瞬間のこと」として興奮を隠せない様子が伝わってくる。

    『数学の大統一に挑む』こんな私でも数学を好きになれますか? - HONZ
  • 世界はシステムで動く

    マクロ経済など社会科学や生物学などで成果を上げている「システム思考」を分かりやすく解説したビジネス書。情報システムに限らない概念だが、モデリング手法などはシステム開発にも役立つ。「どう開発するか」だけでなく、「何を開発すべきか」「システムで何を解決するか」を発想したいSEには特に得るものが大きいはずだ。 書が説くシステム思考は、社会や自然界の出来事を関係し合う要素で構成した「システム」ととらえて理解する。システムに存在する問題を「○○が原因」「××を取り除けば解決できる」と考えるのでなく、構造で理解し、全体最適となる課題解決を探る。実際に、物質や情報などの蓄積である「ストック」とその変化である「フロー」、そして量を調整するための「フィードバックループ」といった限られた基概念だけを使って実践例を解説しており、専門知識がなくてもエッセンスがつかめる。

    世界はシステムで動く
  • なぜ日本料理屋では腕時計を外すのか

    仕事ができる人の振る舞いが美しい理由 格安の居酒屋に入り、わいわい騒いでいる学生や赤ら顔で愚痴を言い合うサラリーマンに顔をしかめる。かといって、ちょっとお高い料理屋なんぞ、予算が無い、敷居が高いと言って敬遠する。自らの経験を述べれば、恥ずかしいほど情けない夜の彷徨話だ。 だから、高級料亭には行ったことはないし、フレンチレストランだってワインはソムリエに任せるしかない。首相が外国のトップと行った鮨屋など、行っても味が分からないだろう……なんて、貧乏人の僻み根性丸出しの逆ギレ科白を呟いていたら、このに出くわした。 タイトル『仕事ができる人は店での「所作」も美しい』とは、長引くデフレ不況で喘ぐ自分には無関係かと、最初は思った。しかし、読めばそれは全くの勘違いであることを思い知らされる。もちろん、会社の経費での接待や相手に誘われてついていったら敷居の高い店だった……なんて話は枚挙に暇が無い。 ざ

    なぜ日本料理屋では腕時計を外すのか
  • 【説得術】『どんな人も思い通りに動かせる アリストテレス 無敵の「弁論術」』高橋健太郎 : マインドマップ的読書感想文

    どんな人も思い通りに動かせる アリストテレス 無敵の「弁論術」 【の概要】◆今日ご紹介するのは、発売当時、アマゾンに新刊の在庫がなくて買いそびれていた1冊。 さらに、中古にプレミアが付いていた事もあってスルーしていたのですが、さすがに現在は落ち着いたようです。 アマゾンの内容紹介から。誰が相手でも、絶対に話を通す!哲学×心理学×会話術。2300年前に完成していた最強絶対の“説得メソッド”。最強哲学者が教えるモノの言い方。 なお、Kindle版なら「32%OFF」と大変お買い得です! Aristotle / maha-online 【ポイント】■1.説得のテンプレ「トポス」に従って話すと論理的になる 例えば、あなたが上司に「A社の担当は、新人の田中には荷が重い」ことを伝えたいとします。このとき「比較のトポス」を使うと、「A社の担当は、3年目の佐藤でも苦労したんですから、新人の田中には荷が重

    【説得術】『どんな人も思い通りに動かせる アリストテレス 無敵の「弁論術」』高橋健太郎 : マインドマップ的読書感想文
  • Paypalマフィアだけが知っていた、会社が教えてくれない『ALLIANCE』という未来 - HONZ

    作者:リード・ホフマン、ベン・カスノーカ、クリス・イェ 翻訳:篠田 真貴子、倉田 幸信 出版社:ダイヤモンド社 発売日:2015-07-10 役に立たないをこよなく愛しているのだが、役に立ちすぎて困惑させられるほどの一冊である。必要に迫られて読むビジネス書というのは吸収力が凄まじく、自分がスポンジにでもなったのかと錯覚したほどであった。 書『アライアンス』は、ペイパルマフィアの一人、そしてLinkedin創業者としても知られるリード・ホフマンを始めとする面々によって手掛けられた一冊。端的に言うと、組織と個人の関係を「取引」ではなく「関係」として捉えるための枠組みが提示されている。 ちょうど先月くらいからだろうか、自分の周囲の360度全方向に渡って正念場といえる局面が続いている。その中でも大きいのが、会社での部署異動とHONZでの編集長就任であり、一つ一つは大したことがなくても、色々なこ

    Paypalマフィアだけが知っていた、会社が教えてくれない『ALLIANCE』という未来 - HONZ
  • 高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか

    満足度★★★ 付箋数:20 「1万人以上の脳をMRIで診てきた経験から、私は、 “高学歴な人ほどコミュニケーションが苦手で、 駄々をこねて他人を困らせやすい” と断言することができる。」 著者の加藤俊徳さんは医師で、 MRI脳画像診断、発達脳科学の専門家です。 MRIで脳を診ると、同じような働きをする脳細胞ごとの 発達度合いがわかるそうです。 書では、脳の機能毎の部位を「脳番地」と呼びます。 「人間の脳は、誰でも総合力に大差はない。(中略) 彼らの優秀さは、誤解を恐れずにいえば、ほかの分野の能力を 犠牲にすることで成り立っている。ある能力を伸ばすためには、 ほかの能力に目をつぶらなければならないからだ。 天才と呼ばれる人の脳をMRIで診ると、発達していない脳番地が 一般人よりはるかに多いことがわかる。」 ちなみに書で言う高学歴・高偏差値は、偏差値60以上、 その集団の上位15%に入って

    高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか
  • 物理学にそんなに興味が無い人向けの素粒子の本

    難しい科学と言えば物理だ。高校物理の範囲を超える世界になってくると、カケラも内容を知らない人は多いと思う。その中でも素粒子物理学と言うと、お金のかかる巨大な装置で何かしているぐらいの印象しかない人が多いと思う。ノーベル賞があるため、定期的に話題になるわけだが、いつも人間ドラマにされて研究内容にしっかり触れられることは少ない。しかし、こういう現状に嫌気がさしていて、ちょっとは詳しく知りたいと思った人に、おあつらえむきのはある。「強い力と弱い力」だ。 書は素粒子物理学の発展と現状を、強い力、弱い力の説明から、対称性の自発的破れ、ヒッグス粒子の話につなげていく意欲作になっている。小噺も豊富な研究史なのだが、現在の標準模型が説明できるところ、説明できていないところの紹介まで到達しており、実は一般向けのサーベイにもなっており、素粒子物理学の現状が何となく分かる。物理学者のタイプ(P.200)や、

    物理学にそんなに興味が無い人向けの素粒子の本
  • R-style

    R-style
  • 【記憶法】『40代からは「記憶法」が変わります: “大事なこと”を覚えられる! 忘れない! 思い出せる!』菅原洋平 : マインドマップ的読書感想文

    40代からは「記憶法」が変わります: “大事なこと”を覚えられる! 忘れない! 思い出せる! (単行) 【の概要】◆今日ご紹介するのは、昨日に引き続いて「未読・気になる」からの1冊。 作業療法士の菅原洋平さんが、仕事や学習に役に立つ「脳との付き合い方」について指南して下さっています。 アマゾンの内容紹介から。脳にどれだけ「空きスペース」をつくれるか!―眠り方、べ方、情報の取り方…ちょっとの習慣で、2週間後“すごい効果”。「覚えておくこと」が多すぎる人へ。最新の「記憶力UP事法」もご紹介します。 なお、すでにお買い得なKindle版が出ていますので、お見逃しなく! 24K: Brain Power / Reliv International 【ポイント】■1.脳の中に余分な情報を入れない 脳も胃腸と同じ"内臓"と考えてみましょう。べすぎによる消化不良が胃腸に負担をかけるように、

  • ザ・プラットフォーム

    満足度★★★★ 付箋数:23 超国家的なプラットフォームとして、世界を変えるだけの力を持つ、 グーグル、アップル、フェイスブック。 書の著者、尾原和啓さんは、「共有価値観」から、 プラットフォームとしての3社の根的な違いを読み解きます。 この共有価値観の違いが見えてくると、 グーグルはなぜ、オートナビゲーションカーを開発しているのか? ファイスブックはなぜ、オキュラスリフトを買収したのか? などの理由がわかります。 まず、グーグルの共有価値観は「マインドフルネス」。 これは、余計な雑事は全てグーグルに任せてしまって、 私たちは、日常生活の1つ1つに集中して、 素晴らしさを味わい、幸せを感じて過ごせる状態です。 「俺はセルゲイ・ブリンと未来についてのバカ話をするのが 大好きなんだ。だからこれから行く先の渋滞情報が自動で届けば、 余計なことに気をめぐらせずにバカな話を、少しでも長く 続けら

    ザ・プラットフォーム
  • 『帳簿の世界史』ジェイコブ・ソール・著 vol.3991 | 「ビジネスブックマラソン」バックナンバーズ

  • 【戦略的会食?】『結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?』戸賀敬城 : マインドマップ的読書感想文

    結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか? 【の概要】◆今日ご紹介するのは、先日の「未読・気になる」の記事で、意外に(?)反応が多かった作品。 『MEN'S CLUB』編集長の戸賀敬城さんが、前作の「着こなし」から打って変わって、「仕事のための飲み会」について指南して下さっています。 アマゾンの内容紹介から一部引用。多くの人が「なんとなく」参加している会や飲み会。 実はその2時間で、ビジネスの結果は決まっていた! 365日中364日仕事の飲み会に出席する『MEN'S CLUB』編集長が語る、戦略的「会」の技術。 なお、すでにお買い得なKindle版も出ております! Chinese business dinner / logatfer 【ポイント】■1.時間と事のコストを回収する 飲み会を開催するからには、明確な仕事の目的があるべきです。「プレゼンで企画を通したい」「情報を得

  • 『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』著者インタビュー(動画)暴力的な情景の中に、愛を見出すことができるか - HONZ

    『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』著者インタビュー(動画) 暴力的な情景の中に、愛を見出すことができるか 早いもので、今年も既に半分が終わろうとしている。今年上半期に出会った様々なノンフィクションたち。その中で、今でも頭の中からこびりついて離れぬくらい鮮烈な印象を残した一冊がある。それが、書『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』だ。 ルーシー・ブラックマン事件は、2000年7月に英国航空の客室乗務員が失踪し、7ヶ月後に神奈川県三浦市の海岸近くにある洞窟でバラバラ遺体で発見された事件である。15年も前の話だから、最後まで読み終えることができるかななどと軽い気持ちで読み始めたのだが、杞憂に過ぎなかった。(レビューはこちら) 目の前にいるかのような登場人物のリアリティ、外国人特有の視点による斬新さ、社会構造の問題点を突く時の鋭さ、そしてストーリーテーリングの

    『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』著者インタビュー(動画)暴力的な情景の中に、愛を見出すことができるか - HONZ
  • 『人工知能 人類最悪にして最後の発明』 - HONZ

    2014年、『トランセンデンス』という映画が公開された。ジョニー・デップ演じる科学者の脳がコンピュータへアップロードされ、人間にはコントロールしようのない恐ろしい代物へと進化する ― そんな内容だ。 このように、強力なコンピュータ知能が人間に牙を剝くという筋書の映画は、かなり以前からいくつも作られている。古くは『2001年宇宙の旅』や『ターミネーター』、もっと最近になると『バイオハザード』や『アイ、ロボット』など。映画ではたいてい、ヒロイックな主人公が運も味方につけてコンピュータを打ち負かす。それでストーリーは一件落着。映画のなかなら、どんなに恐ろしいことが起ころうが問題はない。むしろそのほうが楽しめる。 しかし、コンピュータの知能が我々の手に負えないほどに進化するというシナリオは、はたして映画のなかだけの絵空事なのだろうか? 最近、日でも人工知能AI)が拓く未来に関する話題が盛んだ。

    『人工知能 人類最悪にして最後の発明』 - HONZ
  • 『老人喰い』鈴木大介著

    高齢者を狙うニセ電話詐欺、いわゆるオレオレ詐欺や振り込め詐欺の被害総額は2014年、約559億円と過去最高に上った。これだけニュースで報じられ、警察が懸命に注意を促しているのにもかかわらず、被害が拡大し続けているのはなぜなのか。その理由を加害者の側から解き明かしてみせたのが書『老人喰い』だ。 著者の鈴木大介氏は断言する。「どれほどに警察が彼らの撲滅に尽力してくれようとも、老人喰い(オレオレ詐欺や振り込め詐欺のこと=筆者注)はなくならない。これが彼ら犯罪の加害者取材をしてきた僕の、率直な感想だ」。 ではなぜ老人喰いはなくならないのか。オレオレ詐欺や振り込め詐欺の加害者はどんな人間たちなのか。書で描かれる詐欺集団の実像は私たちの……少なくとも私の想像をはるかに超えるものだった。 まず詐欺集団は、ターゲットの名簿・情報を提供する名簿屋・下見屋から、ターゲットにニセ電話をかけるプレーヤーたち、

    『老人喰い』鈴木大介著
  • BLOGOS サービス終了のお知らせ

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  • 『読んだら忘れない読書術』樺沢紫苑・著 vol.3984 | 「ビジネスブックマラソン」バックナンバーズ

    中学生の時、たくさん勉強しているのになかなか成績の上がらないクラスメートがいました。 おそらく彼女は土井の3倍は勉強していたのですが、いかんせん知識の定着率が低い。 勝手にライバル視をして「負けないぞ」といって挑んでくるのですが、おかげさまで3年間、負けたことはありませんでした。(田舎の偏差値35の学校だったので、学年ではトップでした) 経験や判断が問われるものの場合、多少荒くても数をこなした人が有利、というものはあると思うのですが、記憶の有無を問われる日式の試験の場合、やった数よりも知識が定着しているかどうかがカギとなります。 そういえば余談ですが、先日、杉田敏さんと外国人記者クラブで事した時、「昔から一度覚えたら忘れないんですよね」とおっしゃっていました。 数をこなし、かつ忘れない杉田さんのような方には勝てませんが、凡人でも、忘れない努力をすれば、知識の定着率を飛躍的に高めることが