統一フォーマットの技術的意義 統一中間(交換)フォーマット(以下、統一フォーマット)を策定することになった経緯については、別稿に詳しく述べられているのでここでは繰り返さないが、その技術的な意義について述べる。 国内のテキスト系コンテンツフォーマットとして、現状ではボイジャーのドットブック(.book)、シャープのXMDFが双璧となっている。ドットブックはHTMLを拡張した仕様となっており、一方XMDF(記述フォーマット)はXML形式で定義されている。それぞれのタグ記述例を図1 に示す。いずれも、「横書き、本文のフォントはOsaka、MSゴシックの順に優先して使用」「“はじめに” という文字列を中央揃えで表示」という記述を行う例である。 いずれのフォーマットもタグ形式で定義されている点では同じであるが、両者のタグや属性は、機能が一致しているものでも、図1でわかるように、名称は必ずしも一致して
ツイート Sony Readerでは、公式のReader Store/Kinoppy/Rabooで販売されている書籍の他に、 .zbf形式のXMDF書籍(DRMフリー)を読むことが出来ます。 ※.book形式のドットブック書籍も読めます。 転送にeBook Transfer for Readerを使う必用がないので、Windows以外(MacやLinux)からも電子書籍を転送できます。 独立系 † 楽天ダウンロード http://dl.rakuten.co.jp/book/ タイトル数はさほど多くはないが、他店と同価格の書籍ならば、各種ポイントキャンペーンで還元が多くお得。 PDABOOK.JP http://pdabook.jp/pdabook/ mobilebook.jpが運営。他に出店していないような中小の出版社が多い。 ↑ パピレス/eBookBank 系 † 電子書店パピレス h
元コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! そう言えば90年代、Mac Expoでよく行ったな幕張。あれはビッグサイトができる前だったのかな? それは置いといてこの時間は、”おいらとあんたの世界戦略・その7"の時間ですが、予定を変更して特別番組"CEATECに行って来た”をお届けします。行けないはずが、突然時間ができたので、行って来たのね。そしたらね、行ってよかったよ。 当然ながら、コンテンツ配信を中心に見て回った。ドコモのGALAXY Tabのブースでは佐々木さんのセミナーの時にもお会いした@punipukiさんにまたもや遭遇。 GALAXY Tabで面白いなと思ったのが、コンテンツ売場が3つあること。Android端末なので、Googleのアップマーケットがあり、サムスン端末なのでサムスンのアップマーケットがあり、ド
シャープは2010年9月27日、新事業「クラウドメディア事業」を発表した。ネットワーク上のコンテンツ配信サービスと専用タブレット型端末などから構成する。事業の第1弾として、「電子ブックスストアサービス」を2010年12月より開始すると同時に、タブレット型端末2機種を発売する。同事業のブランド名とタブレット型端末の愛称は「GALAPAGOS」である。タブレット型端末のOSはAndroidを採用する。 同社は、タブレット型端末というデバイスを売る事業だけではなく、コンテンツ制作から配信まで含めた「クラウドメディア」によるサービス事業を指向している。新聞や雑誌を定期購読すると定期的に端末に配信される「定期配信サービス」を提供し、継続的な収入を得ることを狙う。電子書籍だけでなく、動画配信などのサービスも予定している。 タブレット型端末のOSはAndroid タブレット型端末の詳細な仕様、発売日、価
XMDFの広告をよく見かけるようになった。明らかな提灯記事も多い。広告を出すということは、それなりの予算がついたということだ。予算の裏付けのあるものについては、掲載メディアはそれなりの優遇をする。露出頻度が高くなると、なんとなく「メジャー」になったなとか、「これで決まりだな」という印象操作がしやすくなることはいうまでもない。しかしこの広告予算はどこから出たものだろうか。これが三省デジ懇の結果だとすると、あまりに問題が多い。誰にとっても。 フォーマットは主体にはならない そもそも、ITにおけるフォーマットなどは、とても宣伝の対象となる性格のものではない。マイクロソフトが Wordではなく”.doc”を、アドビがAcrobatではなく” .pdf”を宣伝するようなものだ。ふつう「標準」をプロモーションする場合には、複数のツールベンダーがコンソーシアムをつくって行う。フォーマットはユーザーの貴重
現在、“電子書籍ビジネス”に関する様々なニュースが国内を駆け巡っている。著者、出版社、印刷会社、出版取次、書店という出版業界に関係する企業。3G通信網の提供をはじめ、コンテンツの配信および課金で一翼を担う携帯電話会社、そして電子書籍端末を開発するメーカー。これら様々な分野の企業が、こぞって電子書籍ビジネスに力を入れ始めた。こうした動きは、2010年後半から来年以降にかけて、さらに加速していくと見られている。 電子書籍ビジネスが盛り上がりを見せる中、にわかに脚光を浴び始めているのが日本語表現が可能な電子書籍フォーマットと、オーサリングツール、DRM、および電子書籍を再生するためのビューアまで含めた電子書籍ソリューションである。 中でもシャープが開発し、縦書き表示やルビ表示など、日本の書籍文化に根ざした「XMDF」(エックス・エム・ディー・エフ=ever-eXtending Mobile Do
1) 日本語中間フォーマット 国際規格IEC 62448について、韓国は2010年5月のソウルCJK非公式会議 の時点ですでに知っていた。どんな状況なのかと聞かれたので、IEC 62448 にあるXMDFを押す動きと、IEC 62448を忘れてEPUBを押す動きが、日本 国内にあることを説明した。どちらの動きに組するのかと重ねて聞かれた が、私は明言を避け、EPUBに日本語がきちんと入らないと、日本国外では 日本語電子書籍が読めなくなるから、入れるとだけ述べた。 2010年9月の東京SC34会議のとき、日本語中間フォーマットのIEC 62448規格化 について改めて意見を聞かれた。私には、注印符号を必要とする台湾人同僚も、 双方向テキストを必要とするユダヤ人同僚もいる。日本人の日本人による 日本人のための仕様を国際規格化する? 口が裂けても賛成などできない。 反対すると今度は明言した。イギ
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