2012年8月7日、米国情報標準化機構(NISO)とDAISYコンソーシアムが、新しい標準規格“Authoring and Interchange Framework for Adaptive XML Publishing Specification”(ANSI/NISO Z39.98-2012)を公表しました。その管理はDAISYコンソーシアムによって行われます。 この規格は、デジタル情報を、様々なアクセシブルなフォーマット(配布フォーマット)へ変換できるようなかたちでXML形式によって記述する枠組みを定めたものです。いわゆる交換(中間)フォーマットに関する規格といえます。交換フォーマットから生成される配布フォーマットについては特に制限を課さず、点字や大活字版、EPUBなどを含めた様々な形式が使用できるようになっています。 Z39.98は、元々、デジタル録音図書に関するDAISY 3(A
総務省では、平成24年7月17日に、平成24年「情報通信に関する現状報告」(平成24年版情報通信白書)を公表し、スマートフォン・タブレット端末向けコンテンツの充実として、情報通信白書ePub版電子書籍の無料化(動画版情報通信白書を添付)について、7月末を目途に配布予定としていたところ(7月17日報道発表参照)ですが、本日から無料提供を開始いたします。 情報通信白書ホームページにePub版電子書籍ダウンロードサイトへのリンクを掲載しております。 総務省情報通信白書ホームページURL http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ ※ePub版電子書籍に動画版情報通信白書(特集部分の説明動画)が添付されており、電子書籍とともに閲覧していただくことが可能です。なお、Android端末向け電子書籍リーダー等における動画再生対応状況が確認で
電子書籍の情報番組、始まっちゃいました――第1回eBook TVアーカイブ:生放送を見た方も見ていない方も 電子書籍のホットな話題をお届けする情報番組「eBook TV」が先日第1回目の放送を行いました。楽天の本格参入や欧州の動き、国際電子出版EXPOといった最新の動きのほか、女性出演者のテンションが上がりまくるランキングコーナー、注目作家へのインタビューなど盛りだくさんです。 ITmedia eBook USERがUSTREAMとニコニコ生放送で電子書籍のホットな話題をお届けする情報番組「eBook TV」。記念すべき第1回目の放送が7月13日21時から放送されました。 出演者は、メインMCにアプリソムリエとしても人気急上昇中のTOMOさん。そして大手電子書店「BookLive!」の古橋広子さん、ITmedia eBook USER編集部の西尾泰三。女性を中心に構成された出演者というのは
『『iOS5プログラミングブック』』 (加藤寛人, 吉田悠一, 藤川宏之, 西方夏子, 関川雄介, 高丘知央著 インプレスジャパン発行 PDF) 今回は委託販売のお知らせです。 インプレスジャパンさんから先日紙の書籍として発行された『iOS5プログラミングブック』のPDF版ですが、弊社でも本日発売を開始いたしました! 『iOS5プログラミングブック』は、昨年発売された前著『iOS4プログラミングブック』のiOS5というか、前著と同様のコンセプトで書かれた書籍で、iOS5で導入された新機能や、iOSで改良されたところのうちいくつか重要なところを取り上げ、それについて詳しく紹介する、という書籍になっています。 紙の方はこちら↓になります(リンク先はamazon)。 iOS5プログラミングブック 作者: 加藤寛人,吉田悠一,藤川宏之,西方夏子,関川雄介,高丘知央出版社/メーカー: インプレスジャ
2010年11月に開始した“TIGAR”(Trusted Intermediary Global Accessible Resources)プロジェクトが、これまでの成果についてまとめた2012年7月付けのペーパーを公表しました。TIGARは、世界知的所有権機関(WIPO)、世界盲人連合(WBU)、DAISYコンソーシアム、国際図書館連盟(IFLA)等が参加するプロジェクトで、視覚障害者等の支援を目指して、(著作権が切れていない)書籍や電子書籍をアクセシブルなフォーマットで国際的に流通させるための活動を行っています。今回公表されたペーパーでは以下の成果が挙げられています。 ・各国のアクセシビリティ関連団体がプロジェクトに参加。オーストラリア、ブラジル、カナダ、デンマーク、フランス、ジャマイカ、ノルウェー、オランダ、ニュージーランド、南アフリカ、スウェーデン、スイス、米国。 ・30以上の主要
ソニーが、「出版界のビートルズ」などと表現される世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズの日本語版電子書籍を独占的に販売することが判明した。紙の書籍は、日本でもベストセラーになっているだけに、日本の電子書籍ビジネスの行方に少なからず影響を与えそうだ。 関係者によると、ソニーは、世界的、歴史的ベストセラー『ハリー・ポッター』の日本語版電子書籍を、同社が発売する電子書籍端末「Reader(リーダー)」の目玉コンテンツとして位置づけ、電子書籍の売り上げのみならず、端末の販売にも弾みをつけようと目論んでいるようだ。 「中抜き」モデルで作家が読者に直販 ハリー・ポッターシリーズの電子版については、英語版がこの3月から販売が開始されている(現在は、仏語、独語なども追加されている)。このときは、作者のJ.K.ローリング氏自身が運営するWebサイト「Pottermore」で独占的に販売が始まったこと
財務省は、海外からインターネットを通じて日本向けに配信される音楽や電子書籍などに消費税を課す方針を固めた。 来年の通常国会に消費税法改正案を提出し、消費税率が5%から8%に上がる2014年4月からの実施を目指す。 現行法では、海外から輸入した商品には消費税が課せられるが、ネットを通じて海外から配信されるサービスには課税されない。一方、国内企業が音楽などを配信する場合は課税対象となっており、ネット関連企業などから「公平性を欠く」との不満が出ていた。 さらに、世界的にデータ配信が急増する中、国内企業が配信の拠点を海外に移す“課税逃れ”の動きも出始めている。このため、財務省は、不公平な状態を放置できないと判断。有識者らによる研究会を7月に設置して、制度導入の議論を本格化し、年末の税制改正で詰めたい考えだ。
楽天が買収し、7月にも本格的な日本進出が予定されているカナダのKobo。消費税が掛からない海外拠点からの電子書籍配信によって、価格面でも差別化を図る。 カナダのKoboは楽天との提携関係を利用し、間もなく日本での電子書籍販売を開始する。両企業は電子コンテンツの販売で魅力的な日本市場に食い込み、税制の抜け穴を利用して多額の節税を行うだろう。 電子書籍の販売はカナダで発生するので、日本での税率は確実に低い。電子書籍は輸出と見なされるため、通常5%の消費税が課税されない。カナダの消費税率は今年末までに15%に上がるので、これは節税と低価格での書籍提供という観点で抜け目のないやり方だ。 多くの企業がそれほど税金がかからない国々や米国に本社を構えるか、もしくはそれらの国々から電子書籍を販売してきた。例えばAmazon.comは、コンテンツにかかる高税率の付加価値税(日本でいう消費税)を回避するため、
前回はメルマガ配信スタンドの動向、有料メルマガの増加、著者個人によるメルマガ配信の可能性、などについて考えてみました。 今回は、メルマガの配信形式として、EPUBが普及するかどうかを考えて見ます。 やはり、最初に過去の歴史をさかのぼって見ます。まず、電子メールはこれまではテキスト形式が主流でHTMLメールが副次的に使われてきました。しかし、日本ではHTMLメールはあまり普及していません。米国などではHTMLメールがもっと普及していると耳にします。 「マグマグ」のベストセラーメールの配信形式をみてもHTMLメールは少ないことから、メルマガ配信形式としてのHTMLメールもあまり普及していないと言えるようです。 1. HTMLメールが普及しなかった理由 HTML形式にすることで、テキスト形式に比べて次のようなメリットがあります。 (1) 見出しなどにレイアウトをつけたり、背景をつけたり、フォント
インターネット通販最大手の楽天が、本格的な電子書籍ビジネスを7月下旬に始めることが分かった。 楽天は自社端末として「コボタッチ」を新たに市場投入する。販売価格は同機能の先行機種(1万5千円~2万円程度)よりも安い1万円前後を予定するが、さらに下げる可能性もある。「楽天市場」を通じてだけでなく、家電量販店などでも販売する。安い値段の端末を普及させ、市場全体の急速な拡大を狙う。 電子書籍を巡っては、ネット通販のライバル、アマゾンも年内には「日本版キンドル」のサービス開始時期を明らかにする。楽天は自社端末を先行投入し、有利な事業展開を狙う。年内にも、他の電子書店並みの5万点程度の品ぞろえを目指す。 コボタッチは、1月に買収したカナダのコボ社の端末。世界標準になりつつある「EPUB(イーパブ)」というデータ形式を日本で初めて全面採用。表示画面には白黒の電子ペーパー「Eインク」を使う。コボ社の端末は
高度な専門性と高い利便性が多くの読者に支持されています 2012年6月20日(水) 株式会社達人出版会が発行している、坂本一樹著[[『エキスパートObjective-Cプログラミング ― iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド』|http://tatsu-zine.com/books/objc]]が、先日実施したWWDC2012開催記念セール期間中に累計販売部数1,000部を達成いたしました。さらにセール終了後も、着実に販売部数を重ねております。 『エキスパートObjective-Cプログラミング ― iOS/OS Xのメモリ管理とマルチスレッド』は2011年10月に発売された電子書籍で、iOS 5やOS X Lionで使われる「ARC」「Blocks」「Grand Central Dispatch」の技術に特化し、その基本的な考え方からプログラミング技術までを解説した、ソフトウェア
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