神本寺と同じ南あわじ市榎列下幡多(えなみしもはた)にあるのが、おのころ島神社である。 おのころ島神社の巨大な鳥居 記紀神話によると、日本の国土の生みの親である伊邪那岐命と伊邪那美命が、天の浮橋に立って、天の沼矛(ぬぼこ)を用いて海原をかき回した時、その矛から滴り落ちた潮が自ずと凝り固まって島になったという。この島を自凝(おのころ)島という。 伊邪那美命と伊邪那美命は、おのころ島に降り立ってそこに八尋殿(やひろどの)を建て、そこで「みとのまぐわい(性交)」をした。 おのころ島神社の建つ丘 そして伊邪那美命は、まず淡路島を生み、それから次々と日本の島々を生んだ。その後自然現象に関する神々を生んでいった。 おのころ島は、伊邪那岐命と伊邪那美命がまぐわいをして日本列島を生んでいった場所である。いわば日本の始まりの場所だ。 拝殿 さて、昔からこの神話上のおのころ島がどこかということが論じられてきた。
![おのころ島神社 - sogensyookuのブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/137daa53d59f3c501649f69ea9c48ef2fe41ead2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fsogensyooku%2F20230424%2F20230424204650.jpg)